「Ubuntu」を搭載した初のスマートフォンが現地時間2月11日に欧州連合(EU)域内で限定発売された。さらにこの2月中にはあと3回ほど、数量と期間を限定した「フラッシュセール」のチャンスが設けられる予定だ。
初のUbuntu搭載スマートフォンである「BQ Aquaris E4.5 Ubuntu edition」を、スマートフォン好きのユーザーは自分のために先を争って買い求めた。Ubuntuはコンピュータ向けのオープンソースのオペレーティングシステムとして最もよく知られているが、テレビからドローンまで、あらゆるものにこのソフトウェアを搭載する計画があり、スマートフォンへの搭載もそうした取り組みの一環だ。その最初のステップとして、BQのスマートフォンは中央ヨーロッパ標準時(CET)2月11日午前9時から午後6時までの期間限定で発売された。
Ubuntuの開発は英国に本拠を置く企業Canonicalが行っている。同社はバルセロナで3月2日から開催予定のMobile World Congress 2015で、今回発売されたBQのスマートフォンと、中国のスマートフォンメーカーMeizuが間もなく発売するUbuntu版「MX4」の両デバイスを展示する予定だ。これに先立つ形で、同社は3回のフラッシュセールを実施する予定で、売れ行きによっては最大で5回行うとしている。
Aquaris E4.5の販売地域は欧州のみだ。スペインのメーカーであるBQは米国でのサポートを行っておらず、Aquaris E4.5は米国の3Gネットワークに対応していない。ただし、米国市場での発売に向けた計画は進行中で、Canonicalでは2015年上半期に発表を行いたい意向だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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