[ブックレビュー]「いまさら聞けない」から「知らなかった」まで--「ICT言葉辞典」

三省堂
詳細:単行本 / 288ページ / 三省堂 / 価格:2160円 / 著者:大谷和利、三橋ゆか里、江口晋太朗 / 発売日:2015/06/17 / 外形寸法 (H×W×D):21.0cm×15.0cm×2.4cm / 重量:0.4 kg
内容:インターネット時代に入り、ニュースはカタカナ語や略語であふれ返っている。しかしその“言葉”一つひとつをきちんと理解しているだろうか。本書では最新の単語から、いまさら聞けない単語まで、かみ砕いて説明している。
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 コンピュータをはじめとする最新技術に関するニュースは、カタカナ語や略語であふれかえっているのが普通だ。もちろんそのカタカナ語や略語を知っていればスムーズにニュースを理解できるが、知らなければ、そのニュースがなぜニュースになっているのかも分からないかもしれない。そんなときに理解の助けになるのが本書だ。

 本書に取りあげられている言葉は、必ずしも最近生まれた言葉ばかりではないが、テクノロジやコンピュータ関連の文書ではよく見る言葉が厳選されている。中には「今さら聞けない」と思うような言葉も含まれている。そうした言葉を説明するための言葉(ややこしいが)も、よく考えられている。ともすれば、ひとつの言葉を別の難しい言葉で説明してしまいがちなところを、「どんなものなのかを、ざっくりとでもつかんでもらいたい」という意図から、かみ砕いて説明している。

 また、分野別に脳科学者、劇作家、グラフィックデザイナーなどの著名人のコラムもあり、気になる言葉のみを引いてみる「辞典」として使えるだけでなく、「読み物」として楽しめる構成になっている。知らない言葉を知る目的で読むのは当然だが、知ってるようで、正確に理解していなかった言葉を見つけるのも面白い。

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