米国時間6月17日、Appleの新しい「Reserve and Pick Up」サービスがAppleのオンラインストアでスタートした。このサービスは「Apple Watch」が現在販売されているすべての国のストアを対象としている。この新サービスを利用すれば、特定モデルのApple Watchを予約した後、同モデルの試着および購入が可能なApple Storeに特定の時間に訪問することができる。特定のモデルをオンラインで指定して店舗を選ぶと、そのモデルが提供可能かを知ることができる。ただし高価な「Apple Watch Edition」モデルの場合は、特定の店舗のみの取り扱いとなる。
これまで、Apple Watchの注文はオンラインに限定されており、近くのApple Storeで販売員と相談しながら選ぶか、あるいはAppleのウェブサイトにアクセスして自力で注文し、自宅に配送してもらう方法しかなかった。今回の新しい方針は、供給が需要に追いつきつつある兆しにも見える。だが、これが初めからAppleの戦略の一環であったようにも思われる。4月に流出した、Appleの小売担当責任者Angela Ahrendts氏の社内メモとされる文書には、Apple Watchの注文をオンラインに限定する体制は5月いっぱいまでとなる見込みだと書かれていた。
新サービスでも予約は必須なので、好きなときに最寄りのApple Storeにふらっと入り、腕にApple Watchを着用して店を出られる、というわけではない。だが、次の段階では、そのような購入が可能になりそうだ。Appleが4日のプレスリリースで、Apple Storeで特定モデルの販売を開始する計画があると述べているからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」