数週間のうちに世界中の顧客が、これまでよりも多くの手段で「Apple Watch」を入手できるようになる見込みだ。
Appleは米国時間6月4日、2週間以内にApple Watchを同社直営店で販売開始すると発表した。いつになれば同スマートウォッチが予約せずに店舗で購入できるようになるのかについては、数カ月間にわたって憶測が流れていたが、これで終止符が打たれた。またAppleは、6月26日からApple Watchの販売地域として、イタリア、メキシコ、韓国、スペイン、台湾を含む7カ国を新たに追加すると述べた。
Appleは、Apple Watchを既に注文済みの顧客にも朗報をもたらした。Appleのオペレーション担当シニアバイスプレジデントを務めるJeff Williams氏は、Appleのオンラインストアで5月までに注文を入れたすべての顧客に対し、「2週間以内に商品を出荷」すると声明で述べた。例外として「42mmスペースブラックステンレススチールケースとスペースブラックリンクブレスレット」のApple Watchモデルだけは除くとWilliams氏は述べたが、5月にこのモデルを注文した顧客に対するこの商品の出荷予定時期について詳細は明かさなかった。Appleのオンラインストアによると、このモデルを6月4日に注文した場合、出荷は5〜6週間後になるという。
Apple Watchは、Appleがウェアラブル市場に投入する初めての製品である。基本アプリの実行と通知の受信に「iPhone 5」以降を必要とする。同スマートウォッチには、1万7000ドルする18Kゴールドの「Apple Watch Edition」から、349ドルからの「Apple Watch Sport」のようなより価格を抑えたモデルまでがある。
2014年9月に初めて発表されたApple Watchは、2015年4月に米国や英国を含む数カ国で販売開始された。現在は、中国、フランス、ドイツ、香港などの市場でも販売されている。競合製品として、ソニー、サムスン、Huawei、Motorola、LG、Pebbleなどの企業がさまざまなスマートウォッチの新製品や刷新版を提供している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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