「Android」に存在するバグや不具合から、いくらかでも報酬を得たいと考えているセキュリティ研究者らは、まさにそれが可能になる。
Googleは米国時間6月16日、Androidのバグや不具合を探している研究者が発見によって報奨金を得られるプログラム「Android Security Rewards」を開始した。Googleは、深刻度が「Moderate」(中)のバグに500ドル、深刻度が「High」(高)のバグには2倍の1000ドル、「Critical」(緊急)のバグには2000ドルの報奨金を提供する。Googleはさらに、研究者が実証例を示せればこれらの金額を50%引き上げるほか、研究者がパッチを提供できれば基準額を2倍にする。
Googleの広報担当者は次のように述べた。「最終的な金額は、常に報奨金審査会の判断で決まる。とりわけ、著しく巧妙または深刻な脆弱性には、より高額の報奨金を支払うことを判断する場合もあれば、1度の報告が実際には複数のバグを含むと判断したり、複数の報告が密接に関連しているために1回の報奨金にしか値しないと判断したりすることもある」
GoogleのAndroidプラットフォームは、世界で最も普及しているモバイルOSだ。調査会社のIDCは5月、Androidスマートフォンの2015年の総出荷台数が14億台に達し、同プラットフォームのシェアは79.4%になると予測した。Appleの「iOS」の市場シェアについては16.4%になると予測。IDCによると、さらに先の2019年を予測しても、Androidはスマートフォン市場でやはり79%のシェアを占めるとみられるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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