ソフトバンクは6月15日、ロボットソフトウェアとして世界的に利用されているROS(Robot Operating System)に、Pepperが正式対応したと発表した。ROSへの対応により、高品質な知能モジュールやツールの多くをPepperのアプリ開発で活用できるようになるという。
ROSは、Willow Garageが開発し、Open Source Robotics Foundation(OSRF)が維持、管理しているオープンソースミドルウエア(通信ライブラリ)。ロボットアプリケーション作成を支援するライブラリとツールを提供しているのが特徴だ。
ミドルウエアやROSに対応した移動/操作/認識の膨大なライブラリ群に加えて、ソフトの開発環境(ツール)や作成したソフトを発表して流通させる機構(ディストリビューション)、チュートリアルなどのドキュメントが充実している。そのため、各ロボット開発会社での汎用開発環境やアカデミックユースとして、世界のデファクトスタンダードとなっているという。
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