ソフトバンクロボティクスは、開発者向けに2月27日に発売した感情認識パーソナルロボット「Pepper(ペッパー)」の初回分の販売を終了したことを発表した。300台を用意していたが、ウェブサイトで約1分間で販売予定数を上回る申し込みがあり、受け付けを終了したという。予定数を上回ったため抽選による販売となる。開発者向けの次回生産分と、一般家庭向けの販売は夏頃を予定している。
Pepperは、周囲の状況を把握しながら自律的に判断して行動し、人の表情と声のトーンを分析して人の感情を推定できる人型のロボット。人との会話以外にも、家族の写真を撮影したり、子どもと遊んだり、スマートフォンと連携して家族にメッセージを送ったりすることが可能。また、発売にあわせて「ロボアプリ」をダウンロードできるアプリストアを公開し、さまざまな機能を追加できるようになる。当初は100本のアプリを用意する予定だ。
本体価格は19万8000円だが、「Pepper 基本プラン」(1万4800円×36カ月)と「Pepper 保険パック」(9800円×36カ月)に申込むと月額で約2万5000円の料金がかかる。Pepper 基本プランは、クラウドの音声認識エンジンを活用した会話機能や、各種ロボアプリおよびアプリストアの利用などPepperとの生活に必要なものが含まれるプラン。Pepper 保険パックは、Pepperが故障した際などにサポートや特別価格での修理を契約期間中何度でも受けられるサービスとなる。
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