10月5日から発売されたApple Watch初のコラボモデル、Apple Watch Hermes。3つのスタイルのバンドと、カスタマイズされた文字盤についてお伝えしたい。
Apple Watchはこれまで、Apple独自のデザインによって、3つの素材のケースが用意され、追加色、追加バンドも含めて50種類での販売が行われるようになった。このApple Watch(ステンレススチールモデル)をベースに、高級ファッションブランド、エルメスとコラボレーションをしたのが、Apple Watch Hermesだ。
カスタマイズのポイントは、エルメスらしい3つのスタイルのレザーバンド、上品で緻密なカラー、そしてApple Watch本体に施された特別仕様、専用のボックスの4点だ。いずれのモデルも、限られたApple Store、新宿伊勢丹にあるApple Watchブティック、そしてエルメスのブティックでの販売となる。
価格は、シンプルトゥール38mmステンレススティールケースが13万8000円(税別)、シンプルトゥール42mmステンレススティールケースが14万5000円(税別)、ドゥブルトゥール38mmステンレススティールケースが15万8000円(税別)、カフ42mmステンレススティールケースが18万8000円(税別)となっている。
まずはApple Watch本体のカスタマイズについて触れる。ステンレススチールのApple Watchの外装面での変更点は、背面のセラミックパーツの周りにエルメスのロゴが入る点のみだが、一目でエルメスモデルであることが分かる。また、時計の文字盤には、エルメスモデル専用のアナログ時計が加わっている。
エルメスのロゴと、小さな月の満ち欠けのアイコンが配置された文字盤には、1つのコンプルケーションを設定でき、世界時計、ストップウォッチ、日付表示が選択できる。また、文字盤の数字は3つのタイプフェイスを選択することができる。いずれのタイプフェイスも、通常のApple Watchとは異なり、普段見慣れたApple Watchを瞬時にエルメスの雰囲気に変えてくれる。
エルメスとのコラボレーションについてAppleに聞くと、Apple・エルメス両社のクラフトマンシップに対する強いこだわりが合致したとの答えが返ってくる。実際の製品は、Apple Watchらしさとエルメスらしさが自然に調和している。
日本の市場でもっとも人気が出そうな、中心的なモデルとなるのが、細いバンドが腕を2周するドゥブルトゥール(ダブルツアー)だろう。38mmケース専用のこのモデルは、Apple Watchをしなやかなブレスレットとして楽しむ事ができるバンドだ。カラーは、茶色系のフォーヴ、青系のブルージーン、グレージュ系のエタン、赤系のカピュシーヌの4色から選べる。
一方、もっとも存在感があるのがカフ。太いレザーブレスレットとしてApple Watchを身につけるスタイルだ。細いバンドのバックルに、太いレザーバンドがぐるりと取り付けられている構造。馬具工房としての出発した同ブランドの歴史を感じることができる。カラーはフォーヴの1色となる。
もっともシングルトゥールは、シンプルなレザーバンドで、男性もビジネスシーンなどで楽しめるだろう。カラーはフォーヴ、カピュシーヌ、そして黒系のボックスカーフの3色から選べる。
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