Microsoftは、Windows Storeのmodern版「Skype for Windows」を7月7日で「リタイア」させ、ユーザーを既存のWindowsデスクトップ版に移行させる。
Microsoft関係者は、今後の変更について概要を示した米国時間6月11日のブログ投稿で次のように述べた。「近く予定されているPC向け『Windows 10』のリリースに伴い、同じ機能を果たす2つのアプリケーションを別々にしておくよりも、マウスとキーボード向けに最適化され、タッチ操作も可能なSkypeアプリケーションを使用する方が理にかなっている」
7月7日以降は、PCからmodern版Skypeにアクセスしようとするとデスクトップ版のダウンロード画面に自動的に誘導される。Skype for Windowsのデスクトップ版をすでに利用しているユーザーは何もする必要がない。
ただ、modern版の提供打ち切りには1つ例外があるようだ。6月11日のブログ投稿は、「Windows RT」搭載タブレットのユーザーについても何もする必要がないことを示唆している。つまり、こうしたユーザーはWindows RTデバイス向けに提供されている唯一のバージョンであるmodern版Skypeを継続して使うことになるのだろう。
この点についてコメントを求めたところ、Microsoftの広報担当者は、「Windows RTでは引き続きmodern版Skypeが機能する」と認めた。
Microsoftの関係者は、SkypeをWindows 10にバンドルすると述べている。11日の投稿には、「Windows 10でSkypeは、Messaging、Phone、Skypeビデオ通話に組み込まれる」という言及がある。だがMicrosoftは、「アプリを公開して2015年中にユーザーの意見を聞く」という以外に、ユーザーが期待するようなことは述べていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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