Appleは各地に車両を走らせて、Googleの「Street View」を彷彿とさせるサービス用の画像を集めている。同社が「Apple Maps vehicles」というウェブページでこれを認めた。ページによると、同社は「『Apple Maps』の改良に使用するデータを収集するために」各地を走行しているという。Appleは、「Street View」に競合するサービスを構築中であるとは明言しなかったが、サービスの説明からは、同社の意図は明白であるように思われる。
Appleはこの新しいウェブページに、「データの収集にあたり、ユーザーのプライバシー保護に全力を注ぐ」と記している。「例えば、収集した画像中の顔やナンバープレートには、公開前にぼかしをいれるつもりだ」(Apple)
これまでの数カ月間、何台ものカメラを搭載したAppleと関連のあるミニバンが米国のあちらこちらで目撃されている。Appleが自律走行車を開発するつもりだとの憶測も流れていたが、Appleの新しいウェブページによると、これらの車両はApple Maps用に走行して回っているだけだったのかもしれない。
Apple Mapsはこれまでも改善を重ねてきたが、かつてはiOS標準のマップだった「Google Maps」にはまだ及ばない。Google Mapsの方が、Street Viewなど搭載機能が多く、また信頼性が高いと今でも一般的に考えられている。しかし、Appleは、Google Mapsとの競争をまだあきらめてはいない。
Appleは、今後2週間の間に車両を走らせる場所を公表している。同社車両は6月15~30日の間に、アイルランド、英国、そして米国の複数の州を走行する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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