Twitterの操作がこれまでより少し簡単になった。
複雑に絡み合った会話スレッドを分かりやすくするため、Twitterは米国時間6月8日のブログ投稿で、ツイートに対する返信の扱い方を変更し、返信をまとめてグループ化することを発表した。これは、2013年に刷新された、Twitterがホームタイムライン上で会話を扱う方法に似ている。
これまで、Twitter上でやり取りされる会話は、ちょっとした混乱状態にあった。ツイートへの返信は時間順に並び、大勢の無関係のユーザーが返信し、話題にするような人気の高いツイートの場合、1つのスレッドを追跡するのが難しかった。
プロダクトマネージャーのAkarshan Kumar氏は、「1つのツイートをめぐる会話を追跡するのは、難しいこともある。そのツイートによって、多くの返信やさまざまな会話が発生した場合は特にそうだ」と述べた。
「そこで、われわれは会話をもっと簡単に追跡できるようにするため、いくつかの変更を施した。具体的には、複数の会話をまとめてグループ化し、あるツイートをめぐる最も興味深いやり取りの一部をそのツイートの真下に表示して目立つようにする。最も興味深い会話がユーザーの目に留まるようにするため、われわれは、元々のツイートの投稿者が返信したかどうか、といったさまざまな要素を考慮する」(Kumar氏)
それぞれの会話は線でグループ化され、各会話のいくつかのツイートのみを表示する。会話の詳細を表示したいときは、「View other replies」(ほかの返信を確認)オプションをクリックする。これは、ホームタイムラインで会話の詳細を表示する既存機能によく似ている。
今回の対応により、新規ユーザーだけでなく、既存の3億200万人の月間アクティブユーザーにとっても、Twitterの利用と追跡がこれまでより容易になることは間違いない。Facebookは2013年3月に会話をスレッド形式で表示する機能を発表したが、Twitterの動きはそれに追随するものだ。
今回の変更は2015年6月8日よりTwitterのウェブサイトに実装されており、Twitterのモバイルアプリも近いうちに対応する予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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