Microsoftが「Windows」「Windows Phone」「Android」「iOS」の複数のデバイス間で利用できるクラウドクリップボード「OneClip」を社内でテストしていることが、「「WalkingCat」(@h0x0d)のツイートのおかげで明らかになった。OneClipアプリケーションの説明文によると、このアプリはユーザーが「一度コピーしたらどこでもペースト」できることを目指しているようだ。
OneClipは現在、内部でベータテストを行っている段階だ。Windows Phone Storeには「Windows Phone 8」「Windows Phone 8.1」向けOneClipのレビューがいくつかある。アプリケーションの説明は次のようになっている。
OneClipがあれば、前に見たものや使ったものを簡単に手にすることができる。例えばそれは、以前撮影した写真だったり、自分でとったスクリーンショットだったり、PCにコピーした(移動中に取り出す必要のある)電話番号や住所だったり、とても重要なテキストの一部だったりするかもしれない。OneClipはユーザーが使う全てのデバイスでこれを自動的に利用できるようにしてくれる。複数のデバイスから使える、セキュアでインテリジェントなクラウド上のクリップボードだ。なぜ誰もこれまで思いつかなかったのだろう?
さらに、Windows Phone Storeには別の新しいMicrosoftのベータアプリケーションもある。それは「Microsoft Garage」インキュベーターのメンバーが当初「iOS」向けに開発したアプリ「Revolve」のWindows Phoneバージョンだ(これも内部でベータテストが行われている。Windows Phoneバージョンの存在を明らかにしてくれたのも@h0x0dだ)。
Revolveは予定表と連絡先管理の要素を融合し、ユーザーがこれから会う人々について、複数のソースから収集した情報を提示するために開発されたという。
RevolveはGarageインキュベーターから生まれたアプリのため、「正式な」Microsoftブランドのアプリになるかどうかは分からない。2014年秋の時点におけるMicrosoft Garageの目標は、サイドプロジェクトとしてのアプリ開発に加え、社内の各部門から生まれた消費者向けアプリを実験的にクロスプラットフォームに対応させるというものだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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