ウォール街の最新の予想によると、「Apple Watch」の販売台数は発売後の最初の12カ月で3600万台に達する可能性があるという。そして、それは控え目な試算だ。
この最新の予想販売台数を提示したのは、Morgan StanleyのアナリストであるKaty Huberty氏。Huberty氏は以前、販売台数を3000万台と予想していたが、今回、それを20%上方修正した。
Appleが同社初のウェアラブル製品であるApple Watchでサプライチェーンにもっと恵まれていたら、予想販売台数はさらに多くなった可能性もある。
販売台数3600万台というHuberty氏の予想は、調査結果に基づいて算出されたものだ。調査では、Apple Watchを「必ず」購入すると答えた人だけを算入し、「おそらく」購入すると答えた人は除外した。さらに、購入者の50%は米国在住者だと仮定している。
Huberty氏は、2014年9月に最初に発表されて以来、Apple Watchに対する米国消費者の関心を追跡している。調査では、将来の需要見込みはこの6カ月一貫して拡大しており、この数週間で急増していることが分かった、と同氏は述べた。
「米国におけるApple Watchの需要は2015年3月から約60%拡大した。重要なのは、Appleが4月中旬に同スマートウォッチを発売してから、購入希望者が最も増えたことだ。調査結果から予想されるWatchの年間需要は5000万台だが、供給が限られていることを考えると、これは強気な試算だ」(Huberty氏)
換言すると、AppleはWatchを5000万台製造することさえできれば、最初の1年でそれだけの台数を販売できる見通しだということだ。
最初の6カ月は、供給が「需要を大幅に下回る」と考えている、とHuberty氏は述べた。しかし、製造プロセスが向上し、より多くの注文が満たされるようになるにつれて、供給が需要に追いつき始めるはずだ。そのため、Huberty氏は4月~6月、7月~9月の四半期に関しては当初のApple Watch販売台数予想を修正していないが、10月~12月、2016年1月~3月の四半期については予想台数に600万台を上乗せした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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