UPDATE Huawei Technologies(ファーウェイ)は北京で現地時間5月20日、新たなOSを発表した。モノのインターネット(Internet of Things:IoT)市場への取り組みを強化する狙いだ。
「LiteOS」と呼ばれる新OSは、これまでインターネットに接続していなかったが今後接続するようになる製品で動くように設計されている。Huaweiが20日、「Huawei Network Congress 2015」(北京で20日と21日に開催)での記者会見で述べたところによると、LiteOSのサイズは10Kバイトと極めて小さく(参考までに、モバイルOSのサイズは数Gバイト)、ユーザー側で設定する必要はないという。さらに、LiteOSプラットフォームはウェアラブルからコネクテッドデバイスまで、あらゆるもので動作することが可能だという。
Huaweiの動きの狙いは、IoT製品のソフトウェアニーズから利益を得ることだ。コンポーネントを扱いたいと考えているIntelやサムスンと異なり、Huaweiの最大の関心事は、LiteOSを通して接続機能を提供する役目を担うことだ。実際にHuaweiは20日、北京での記者会見で、同社のIoT製品は世界中の企業のニーズを満たすものになると述べている。
また、Huaweiは、企業へのアピールを強化するため、「Agile Network Architecture」を構築し、企業が自社デバイスで接続性を構築するのに必要なインフラすべてを提供する計画を発表した。この取り組みの核となるのは「Agile IoT Gateway」そして「Agile Controller」と呼ばれる2つのサービスだ。同社によると、これらのサービスは、インターネット接続デバイスの急増に対処する必要がでてくるワイヤレスデータネットワークへのワークロードを低減させるという。Huaweiは、2025年までに1000億件の接続が世界で発生すると予測している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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