ファーウェイ・ジャパンは、5月20日にオープンした同社の公式オンラインストア「Vモール」にて、世界74か国以上で販売されているSIMロックフリーのAndroidスマートフォン「honor6 Plus(オナーシックス プラス)」を販売すると発表した。同日より予約を開始し、6月中旬に発売する。
今回の発表会には、デバイス・プレジデントの呉波(Wu Bo)氏が出席。スマートフォンの出荷台数で世界第3位のシェアを持つ同社が、日本での取り扱い店舗数の拡大、販売チャネルの拡大、SIMフリー製品への理解促進を深めたいと今後の方針を述べた。
ファーウェイは2014年6月から日本国内でのSIMロックフリー端末の販売を開始。実店舗を中心に販売チャネルを広げてきたが、新たに楽天との協力によりVモールを開設し、オンラインでの展開にも注力していく。
日本初となるオンライン限定として登場するのが、グルーバルシリーズの「honor(オナー)」だ。同社のコンシューマビジネスグループ honorビジネスユニット プレジデントの趙明(George Zhao)氏は、「honorは“気持ちがフレッシュなユーザーためのブランド”。年齢や性別を問わず、新しいものへの好奇心に溢れている方々に使ってもらいたい」とhonorシリーズのコンセプトを説明した。
海外ではすでに2014年度に2000万台以上を出荷した人気シリーズで、2015年度は4000万台以上の出荷を目指す。海外展開の強化の一貫として日本市場を選び、楽天市場内にVモールをオープンすることにしたという。
Vモールで販売される端末は、honor6 Plusと、家庭用Wi-Fiルータ、メディアストレージ機能を備えたデバイス「honor cube」(オナー キューブ)、Androidタブレット「MediaPad T1 7.0」。楽天の代表取締役副社長執行役員 平井康文氏はhonor 6 Plusのカメラ機能を中心に、端末の特徴をプレゼンテーションした。
現在、楽天モバイルで展開中のキャンペーンもhonor6 Plusに適用される。解約金の半額相当に当たる4750円をキャッシュバックするほか、「楽天でんわ」との同時利用で楽天スーパーポイントを1500ポイントプレゼント。楽天モバイルへの申し込みと中古携帯の下取りで4000ポイントをプレゼントするキャンペーンなどもそろう。
タッチ&トライコーナーではhonor6 Plusに触ることができた。800万画素の2つのカメラを背面に搭載した「ダブルレンズ」が特徴。2枚のレンズを活かした撮影に対応し、撮影後に写真の焦点や絞りを変更して一眼レフのようなボケ味を演出できる。ほかにも、夜景を美しく撮影可能な「Super Nightモード」、広角撮影に対応した800万画素のインカメラなど、カメラ機能が充実している。
5.5インチのディスプレイは、JDI(ジャパンディスプレイ)製のフルHD解像度のIPS-NEOディスプレイを採用。指紋がつきにくいGorillaガラス3で覆われており、ボディには星屑模様が浮かび上がる6層構造を取り入れている。また、日本市場向けスマホとしてはファーウェイ初のデュアルSIMに対応する。
CPUには、ファーウェイが投資したチップセットメーカーのHiSiliconが開発した、高性能オクタコアCPU「Kirin 925」を採用。パフォーマンス面でも注目の1台が登場した。
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