KDDIは5月14日、2015年夏モデルとなる新製品9機種を発表した。スマートフォン6機種、タブレット端末2機種、フィーチャーフォン1機種のラインアップとなる。4月23日に発売済みの「Galaxy S6 edge」を加えると全10機種。なお、この前日となる5月13日、NTTドコモが夏モデル10機種を発表している。
すべてのスマートフォンとフィーチャーフォンが高品質通話「VoLTE」に対応したほか、フィーチャーフォンを除く9機種が4G LTEとWiMAX2+に両対応した。また、スマートフォンとタブレットを連携させて着信や表示画面をリンクできる「auシェアリンク」も搭載する。全機種がSIMロック解除が可能だ。
スマートフォンは、4月23日に発売済みのサムスン製「Galaxy S6 edge」、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z4」、シャープ製「AQUOS SERIE」、LGエレクトロニクス製「isai vivid」、HTC製「HTC J butterfly」、京セラ製「URBANO」、京セラ製「TORQUE」の7機種となる。
Galaxy S6 edgeは、両サイドが湾曲した狭額縁の「デュアルエッジスクリーン」や、ガラスとメタルが融合した高級感のあるデザインが特徴だ。カメラにはF値1.9のレンズとHDR機能を搭載しており、シーンに応じて最適な明るさに調整できる。高性能で省電力なオクタコアCPU(8コア)も搭載した。本体カラーはブラックサファイア、ホワイトパール、ゴールドプラチナの3色。
Xperia Z4は、ガラスとアルミフレームによるプレミアム感のあるデザインと、コーナー樹脂パーツによる丈夫さを兼ね備えたモデル。2070万画素のカメラと、広角で510万画素のインカメラを搭載。顔認識して加工できる「ARマスク」などのエフェクトも充実させた。手持ちの音源をハイレゾ相当の音質で聴ける機能も備える。6月中旬に発売予定で、本体カラーはホワイト、ブラック、コッパー、アクアグリーンの4色。
AQUOS SERIEは、省電力のIGZO液晶を搭載した5インチのモデル。コンパクトサイズだが、手が小さな人が片手でも操作しやすいよう、画面縮小モードも搭載した。約1310万画素のカメラでは「スーパースロー映像」の撮影や再生が可能なほか、スマートフォンが話しかけてくれる機能「エモパー」が進化。気になるワードを登録しておくと、それに合った話題を選んでくれる。6月中旬に発売予定で、本体カラーはホワイト、グリーン、ピンクの3色。
isai vividは、LGオリジナルの「Quantum(クワンタム)」ディスプレイを搭載したモデル。色再現範囲が15%向上し、より自然で鮮やかな表現が可能になった。約1600万画素のカメラにはF値1.8のレンズと1/2.6のイメージセンサを採用。また、光学手ブレ補正や高速オートフォーカスなどの機能も搭載した。5月下旬に発売予定で、本来カラーはシャンパン、ホワイト、ブラックの3色。
HTC J butterflyは、約2000万画素の背面カメラと、約1300万画素のインカメラを搭載したモデル。従来モデルと比べて高精細な自撮りができる。独自ユーザーインターフェース「HTC Sence」も進化し、位置情報やスマホを使う場所の頻度から、自動でアイコンを並び替えてくれるようになった。6月上旬に発売予定で、本来カラーはロッソ、シルク、インディゴの3色。
URBANOは、優れた耐久性とメタルの質感が美しい、大人向けの上質なスマートフォン。すでに対応済みの防水、防じん、耐衝撃に加えて、耐振動、温度耐久(低温/高温)のMIL規格にも準拠した。騒がしい場所でも、相手の声が聞きやすい通話機能「スマートソニックレシーバー」も搭載する。また、フィーチャーフォンのテンキーをソフトキーとして搭載した。7月上旬に発売予定で、本来カラーはモカブラック、ディープグリーン、トゥインクルピンクの3色。
TORQUEは、世界で初めて「耐海水」性能を備えたモデル。海の中でもそのまま写真や動画を撮影できる。また、シリーズでお馴染みの防水、防じん、耐衝撃、耐振動、耐日射、耐氷結など、幅広い環境で使用できるタフネスさを持つ。登山で役立つ山地図アプリや、サーフィンや釣りで使える波/風アプリなど、アウトドアシーンで活躍するセンサアプリを搭載した。7月上旬に発売予定で、本来カラーはグリーン、レッド、ブラックの3色。
タブレットは、ソニーモバイルコミュニケーションズ製「Xperia Z4 Tablet」と、京セラ製「Qua tab」の2機種。Xperia Z4 Tabletは、厚さ約6.1mm、重量約393gの薄型軽量の10インチタブレット。IPX5/8の防水性能、IP6Xの防じん性能を備える。省電力のディスプレイを搭載したことで約17時間連続(TBD)のビデオプレイバックが可能。旅行や出張などの移動時に、バッテリを気にせず映像を楽しめる。専用のBluetoothキーボードを装着すれば、ノートPCのような使い方もできる。7月中旬に発売予定で、本体カラーはホワイト、ブラックの2色。
Qua tabは、日常に溶け込む優しくクリーンなカラーやデザインを採用したモデル。約298gの軽量ボディと、防水、防じん性能によって、場所を選ばずに使える。濡れた手でも使えるタッチパネルを搭載しており、キッチンや水回りでレシピを確認するといった使い方も可能だ。よく使うアプリをホーム画面に配置し、自分好みにカスタマイズできる「auベーシックホーム」にも対応する。7月中旬に発売予定で、本体カラーはホワイト、ピンク、ネイビーの3色。
フィーチャーフォンは、シャープ製「AQUOS K」の1機種。OSにAndroid 4.4を搭載した、いわゆる“ガラホ”(ガラパコスケータイ+スマートフォン)で、2月に発売したモデルの後継機種となる。約1310万画素のカメラを採用。高品質通話「VoLTE」に対応したほか、低音も豊かに再生する「ダイナミックレシーバー」を搭載した。「LINE」アプリもプリインストールされている。7月中旬に発売予定で、本体カラーはアンバー、クリアホワイト、ボルドーの3色。
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