5月5日~5月11日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleのあるカリフォルニア北部は、非常に良い季節を迎えている。昼間は初夏のような陽気から、時にはもう少し気温が上がる晴天。そして夜は適度に気温が下がる。ときおり発生する霧にはダウンコートで対処すべきだが、冬までこの陽気が保たれるのは、シリコンバレーの大きな価値といえるだろう。
それとは裏腹に、Appleの主力製品であるiPhoneに関連する問題が発生している。それでは1週間のニュースを振り返っていこう。
AppleはiPhone/iPadで携帯電話通信を使用しており、当然のことながらこれらの技術をもともとAppleが持ち合わせているわけではない。さまざまな企業からのライセンスによって構成されている。
Ericssonは、2G・4G/LTE標準、半導体コンポーネント、ユーザーインターフェースソフトウェアなどの技術をグローバルでライセンスしてきた。過去形としたのは、Appleが1月に、このライセンスの更新を行わなかったからで、今回の訴訟は特許使用料の決定交渉の不調によるものだ。
Appleがライセンスの更新を行わなかったのは、標準必須特許に関連する「校正・合理的・かつ非差別」、いわゆるFRAND条件になっていないのではないかという指摘からだ。しかしEricssonは、FRAND条件でのライセンスに合意してきたとしている。
エリクソン、アップルに対して欧州で新たな特許訴訟(5/11)Apple Watchは引き続き品薄の状態が続いており、オンラインでの購入する場合、「3~5週」という表記に変わった。以前の「6月」という表示よりも、具体的になったようにも感じられるが、いずれにしても6月の出荷となるだろう。
Apple Watchには光を使った心拍センサが内蔵されている。10分に1度のペースで計測されており、精度も胸部にセンサを貼り付ける方式に遜色ないレベルに達している。しかしながら、入れ墨は心拍センサによる計測に影響が出ることがユーザーから指摘され、Appleもサポートページを更新した。
また、Apple Watch向けのバンド製作ガイドラインを公開し、より多彩なバンドの市場が期待できる。ただし、しっかりと固定され、かつ快適であること、あるいは心拍センサへの配慮などがガイドラインに盛り込まれており、バンドに用いる素材の種類についても推奨している。
「Apple Watch」、入れ墨が心拍センサに影響–アップルがサポートページ更新(5/5)3月9日はApple Watchの価格と発売日が発表されたイベントであったが、AppleのMacBookシリーズの発表も行われていた。
MacBook Air(13インチ・11インチ)とMacBook Pro 13インチが刷新され、全く新しいMacBookがラインアップに追加された。これらのデバイスのレビューがCNETに配信されているので、興味がある方はぜひチェックしてみてほしい。
筆者は、現在掲載されているMacBook Pro 13インチのレビューと、今後掲載予定のMacBookのレビューを担当している。
ちなみに、米国CNETのレビューでMacBookのUSB-Cポートに関して「浅くて抜けやすい」との指摘があったが、筆者が試したMacBookでは、ちょっと引っ張っただけでは抜けないほど固かった。
MagSafe2は、磁石で吸い付く非常に浅い電源充電用のポートで、ケーブルに足を引っかけても本体が落ちない、というメリットがあったが、USB-Cポートではその効果は期待できないのではないかと思う。
新しい「MacBook」レビュー(最終回)–「USB-C」ポートの長短所とバッテリ持続時間(5/7)OS X向けSafariは、脆弱性を修正するアップデートが配信されている。WebKit内のメモリ破壊を防ぐもの、履歴やリンクによってシステムへのアクセスを与えてしまう問題を解決するものなど5件が含まれている。
また、Appleは、Siriなどのサービスで利用するためのウェブ情報を収集するウェブクローラ、「Applebot」が存在していることを先週認めている。
アップル、ウェブクローラー「Applebot」の存在を認める(5/7)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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