以上ざっと使ってみたが、かつての「Slingbox PRO-HD」から大幅に小型化した先代モデル「Slingbox 350」ほどのインパクトこそないものの、PCレスでのセットアップなど、堅実に進化している印象だ。なかでもWi-Fiに対応してLANケーブルの配線が不要になったことは、従来モデルを一度でもセットアップしたことのある人であれば、諸手を挙げて歓迎するだろう。
設定も実にシンプルで、有料での訪問設定サービスが用意されていることが信じられないほどだ。ルータやNASなどの設定を行ったことがある人であれば、ウィザードに従って問題なく設定を完了させられることだろう。設置に必要なケーブルがオールインワンで同梱されており、別途買い足さなくてよいのも、安心感があってよい。
ネックとなるのは価格で、従来の「Slingbox 350」が発売直後は実売1万9800円だったのに対し、今回のモデルは実売3万2800円と、やや高価な印象は否めない。もっともこれはHDMIセットモデルの価格であり、単品では2万5800円まで下がるので、ぎりぎり許容範囲といったところだろう(いずれも税別価格)。外出先からの視聴はもちろん、隣室にあるチューナ機器を自分の部屋からコントロールしてテレビや動画を快適に視聴したいユーザーにも、おすすめしたい製品だ。
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