今回紹介するのは、自宅で仕事をする際に便利な、あるいは自宅での仕事を円滑にするためのスマートフォンアプリだ。難しく考えず、自宅の作業環境をいかにしてスマートフォンで再現するか、あるいはスマートフォンを作業環境に溶け込ませるかというのがアプリ選びのポイントだ。ここではオススメの3つのアプリを紹介しよう。
「リモートデスクトップ」とは、例えば外出先から会社や自宅にあるPCへとアクセスして操作する機能を指す。言葉としては簡単だが、これを実現しようとすると、アクセスポイントやらネットワークやらの設定が必要で敷居の高い機能だったりする。
しかし、Googleが提供するウェブブラウザ「Google Chrome」とスマホアプリの「Chrome Remote Desktop」を組み合わせれば簡単にリモートデスクトップが実現できるのだ。Google Chromeに拡張機能である「Chrome リモート デスクトップ」の導入、接続設定用のPINコードの指定といった下準備は必要だが、下準備さえ終わらせれば、アプリを導入したスマホからPCへとアクセスできるようになる。
自宅や会社のPC環境をスマホやタブレットで再現できるので、場所を気にせず使えるというのもメリットだろう。ただし、アクセス先となるPCの電源が入っていることが利用条件となるので、その点はくれぐれも注意したい。
また、昨今のスマホは大画面化がトレンドだが、本アプリを使うなら、タブレットデバイスぐらいのサイズが好ましい。画面の拡大縮小に対応しているので、小型のスマホでも利用できるが、快適な環境という意味ではある程度の画面サイズは必要だろう。
>>Chrome リモートデスクトップのダウンロードページ
「Chrome リモート デスクトップ」とは違う形のアプローチでリモート機能を実現するのが「AirDroid」というアプリだ。「Chrome リモート デスクトップ」がスマホでPCを再現するのに対し、「AirDroid」はケーブルレスでPCからスマホにアクセスして内部データへとアクセスしたり、連絡先の編集をしたりといったことが可能となる。
利用するにはPCのブラウザを使ってサイトにアクセスするか、公式ページからクライアントアプリをダウンロードする必要がある。あとはアカウントを作成してPCとアプリの両方でサインインすると利用開始となる。
本アプリを使うことで仕事が捗るかというと判断に難しいところだが、スマホを仕事のツールとして使っているのなら、ケーブル接続を必要とせずに内部データにアクセスできるという手段はかなり便利だろう。ケーブルレスという方法では、スマホ内のデータをオンラインストレージにアップロードして、PCでダウンロードするという方法が考えられるが、明らかにオンラインストレージを使うよりも本アプリを使った方がスマート。
なお、有料のプレミアム会員になると、リモートカメラやフォルダ転送、マルチデバイスへのサポートなどが有効化される。気になったらプレミアム会員についてもチェックしておこう。
>>AirDroidのダウンロードページ
いざ、自宅や会社で仕事を始めると、電話がかかってくるか、休憩時間にゲームや読書でもしなければ、スマホを操作することはなくなると思うが、そんな使い方はちょっともったいない。そこでオススメなのが、充電中であっても常に画面を表示させておくという使い方。ホーム画面の専用GUIであるウィジェットは、時間や天気、温度などを表示するためだけでなく、例えばRSSリーダーなどの情報を確認するのにも利用できる。
もちろん、導入しているアプリのウィジェット対応が必要だが、対応さえしていればホーム画面で素早く情報収集ができるようになるわけだ。今回オススメするのは、「シンプルRSS」というRSSリーダーアプリ。アプリ単体でRSSの登録が可能なほか、ウィジェットにも対応しているので、RSSを上手く活用できない、使い方がわからないという人に最適だろう。普段見ているニュースサイトのURLを登録しておけば、タイトルや内容の一部をスマホから確認できるようになるので、自宅や会社でスマホを持て余している人は検討してみてほしい。また、このような使い方をするにはスマホを見やすい位置に立てかける必要がある。スタンドなどの購入も考慮したいところだ。
>>シンプルRSSのダウンロードページ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?