スマートフォンやタブレットでのプッシュ通知はこれまでネイティブアプリの担当分野だったが、そうした状況に変化が生じた。Googleは「Google Chrome 42」で、ウェブサイトが「Android」スマートフォンに通知を送信できる機能を追加した。
この新機能はオプトイン方式なので、デフォルトでは無効になっている。それを最初に実装するサイト群には、Beyond the RackやeBay、Facebook、FanSided、Pinterest、Product Hunt、VICE Newsが含まれるが、それが実現するのは数週間後になるだろう、とGoogleはChromium Blogで述べた。
この機能の狙いは、開発者がネイティブアプリとウェブアプリの機能の差をもっと簡単に埋められるようにすることだ。
ネイティブアプリは多くの場合、ウェブアプリより大きなエンゲージメントを享受してきた。ウェブアプリでは簡単に再現できない体験を提供してきたからだ。今回、Chrome 42に施された変更により、ネイティブアプリとウェブアプリの差が少し縮まった。
さらに、Googleは、ユーザーがこれまでより簡単にAndroidスマートフォンやタブレットのホーム画面にウェブページを追加できる方法を搭載することで、Chromeをウェブアプリ開発者にとってより魅力的なものにしようと試みている。これは実際には単なるウェブへのショートカットに過ぎないが、デバイス上ではネイティブアプリのように見える。
Googleは、Chromeを通じてのウェブアプリやサービスからの新しいプッシュ通知をアピールしているが、この機能は将来において、Chrome、さらにはAndroidに固有なものにとどまらない可能性がある。Googleはあらゆるブラウザが利用できる「Push API」標準を実装した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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