Microsoftは米国時間4月22日付で、携帯電話およびタブレット向けの「Outlook for Android」アプリから「プレビュー版」とのただし書きを取り除くことになった。
Microsoftは1月末に、Outlook for Androidの最初のプレビュー版をリリースした。Android版のOutlookは「iOS」版と同様に、基本的には、「Acompli」製品をベースに したものだ(Microsoftは2014年12月に、モバイルメールアプリを提供する新興企業Acompliを買収した)。
最初のプレビュー版以降、MicrosoftはOutlook for Androidのコードベースを17回アップデートしており、これは週に1回以上のペースであると、Microsoft関係者は「正式リリース」(GA)を発表するブログの投稿で述べている。この間、ユーザーインターフェースの変更のほか、パフォーマンスや安定性、ローカライゼーション、アクセシビリティなどが改善されている。
新しいOutlook for Androidアプリは、「Office 365」「Exchange」「Outlook.com」「iCloud」「Gmail」「Yahoo Mail」のほか、「AOL.com」や「Comcast.net」のようなIMAPプロバイダーにも対応する。
Microsoftは、iOSおよびAndroid向けの「Outlook Web App」とAndroid向け「Outlook.com」アプリをこれらの新しいOutlookアプリに置き換えていく計画だ。それでも、Outlook Web AppとOutlook.comアプリは今後数カ月間、それぞれのアプリストアで提供され続ける予定だ。ただし、iOSおよびAndroid向けのOutlook Web AppとOutlook.comアプリの提供を夏までに「終了する」計画だと、同社の関係者は述べている。
(現在プレビュー版の)「Windows Phone」向けの新しいOutlookメールおよびカレンダーアプリは、AndroidおよびiOS向けOutlookとよく似たルックアンドフィールだが、Windows Phone版はAcompliのコードベースに基づいていない。
Outlook for Androidアプリは無料で、「Android 4.0」以上に対応している。「Google Play」ストアがサポートするすべての国と地域で入手が可能だ。UIは、英語、ノルウェー語(ブークモール)、カタロニア語、クロアチア語、チェコ語、デンマーク語、オランダ語、フィンランド語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、ハンガリー語、インドネシア語、イタリア語、日本語、韓国語、マレー語、ポーランド語、ポルトガル語、ルーマニア語、ロシア語、簡体字中国語、スロバキア語、スペイン語、スウェーデン語、タイ語、繁体字中国語、トルコ語、ウクライナ語、ベトナム語の30言語に対応している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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