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トレーナーが選んだ「Apple Watch」向けのスポーツアプリ3選

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 スポーツはテクノロジの力によってどうイノベーションしていくのか。スポーツトレーナーの視点から、海外を中心とした最先端の知見と事例を紹介する。今回は「スポーツ×Apple Watch」をテーマに、腕時計型デバイス「Apple Watch Sport」を購入した人のためのアプリを紹介しよう。


「Apple Watch Sport」(米CNET.comより)

 何カ月にもわたって待ちわびたApple Watchの予約注文が4月10日に開始された。アップルのティム・クックCEOが「革新的なデバイス」と呼ぶApple Watchは、4万円台から200万円台まで幅広い価格帯が用意されている。その中でも、Apple Watch Sportは4万2800円からと比較的手頃な価格になっている。

 Apple Watchでは、時間はもちろん天気やスケジュールを確認したり、サードパーティの提供するさまざまなアプリを使うことができる。ただ、多くの人は「どうやってフィットネスに使えばいいの?」という疑問を持っていることだろう。そこで、Apple Watch Sportでガンガン運動したい人のためのアプリを3つ紹介したい。

すべての行動を把握できるフィットネストラッカー「Activity」


長時間座っていると少しカラダを動かすように教えてくれる(Appleの公式サイトより)

 Apple Watchのビルトインアプリ「Activity」では、自分のすべての行動を把握することができる。ユーザーが立っている時間、歩いたり運動したりしている時間は常にトラックしリアルタイムで確認できる。有酸素運動をしている間のペース、距離、消費カロリーもフィードバックしてくれる。エクササイズの種類は、ランニング、サイクリング、エリプティカル、ロウイング、階段昇降などがある。


屋外で走っている時でも画面がみやすい(Appleの公式サイトより)

 自分で設定したエクササイズの目標時間に達すると、Activityアプリから通知がくる。Apple Watchはユーザーが座ったり立ったりしている時間もトラックできる。長時間座り続けていると少し立ち歩くように促してくれる。


Appleのkeynoteで登場したクリスティ・バーンズ氏(Appleの公式サイトより)

 心拍数は、Activityアプリとは別の「Workout」アプリで計測する。Recodeの記者は、実際にトレッドミルで走りながら心拍数を計測してみたという。胸に別の心拍数計測デバイスをつけて比較してみたが、走行中に腕をいくら振ってもApple Watchと計測デバイスでの心拍数に差がでなかったため驚いたという。

運動をシームレスにサポートする「Nike+ Running」


友達がランニングを始めるとすぐに通知が来て、cheerという応援メッセージを送ったりすることができる(Nikeの公式サイトより)

 ランニングコミュニティを育てようとしているNikeのスマートフォン向けアプリ「Nike + Running」がApple Watchに最適化された。ランニング中の距離、時間、ペースにApple Watchからアクセスできるのはもちろん、Bluetoothを用いた音楽再生機能も採用している。

 2006年から始まったNike + Runningアプリ。ペース配分を教えてくれるコーチであり、共に走ってくれるランニング仲間でもある。これまでの経過を見守り、応援してくれる友だちのような側面も。Apple Watchの登場でさらに距離が近づくことになるだろう。


Leaderboardで自分が今どれだけサボっているのかを友達と比較できる(米CNET.comより)

 Apple Watchは2Gバイトの容量をもち、音楽をストックしておくことができる。Nike + Runningアプリでは、Bluetoothを使ってユーザーのヘッドセットへ音楽を流すことが可能だという。走行中でもいちいちiPhoneをポケットから取り出して音楽アプリを開く必要がない。

いつでもどこでもエクササイズを教えてくれる「FitWatch」

 そして、3つ目のアプリは、筆者がトレーナーとしての経験を生かして開発した「FitWatch」だ。

 運動したくても何をすればいいのかわからない、ジムに入ったのにエクササイズクラスのスケジュールに合わせられないといった悩みから、最近注目を浴びているのがエクササイズの動画視聴サービス。いつでもエクササイズができるのがウリで、フィットネストラッカーのFitbitに買収されたFitstarやFitocracyなど、さまざまなサービスが登場している。

 ただ、エクササイズ動画サービスには、PCやスマートフォンでしか動画が見られないという問題があった。そもそも家でエクササイズしたい主婦向けに設計されたサービスだったため、PCでの視聴が前提になっている。スマートフォンやタブレットをジムに持ち込んでも、音量を気にしなければいけないし、地面に置かれた小さな画面を見ながらエクササイズなんてとてもできない。

エクササイズを始める前に運動メニューを解説(左)、エクササイズ中は心拍数や残り時間をもとにペース配分をしてくれる(右)(FitWatch)

 こうした課題を解決できるのが、“いつでもどこでも持ち運べるパーソナルトレーナー”であるFitWatchだ。パーソナルデータに基づいたレコメンド機能で、ユーザーに最適なエクササイズの強度や組合せを選んでコーチングしてくれる。心拍数をトラックしてエクササイズの強度をその都度コントロールでききる。さらに、エクササイズ中の消費カロリーなどは、iPhoneのHealthKitにストレージするので、他のアプリとの連携も可能だ。

 以上、3つのスポーツアプリを紹介したが、使いたいアプリは見つかっただろうか。ご意見・ご質問はTwitter(@hirokibacardi)まで。

渡邊拓貴(わたなべ ひろき)

2012年カリフォルニア州立大学運動生理学科卒業。早稲田大学スポーツ科学部4回生。専攻はアスレチックトレーニング。ロンドンオリンピックでは障害馬術競技選手の専属トレーナーとして帯同する。以降トレーナーとして各地で活動。

スポーツがテクノロジにもたらすイノベーションをテーマに専門メディア「SportTechBros」を創設。
現在フィットネス系AppleWatchアプリを開発中。

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