総務省の「SIMロック解除に関するガイドライン」改正に伴い、NTTドコモとKDDIはSIMロック解除の手続き方法をアナウンスした。
ドコモは、5月1日以降に発売される機種について、SIMロック解除手続き方法を変更する。ただし、機種購入日から6カ月間はSIMロックを解除できない。受付方法は「インターネットによる受付」「電話による受付」「ドコモショップ店頭受付」の3つ。事務手数料は、「インターネットによる受付」は無料だが、「電話による受付」と「ドコモショップ店頭受付」では税別3000円がかかる。
また、「ドコモ ケータイ」や「Xiデータ通信専用端末」など、一部機種はドコモショップ店頭のみの対応となるが、この場合事務手数料は基本的に無料。ただし、受付条件によっては有料になる場合もあるとしている。なお、4月30日までに発売される機種に関しては、「ドコモショップ店頭受付」のみの受付(事務手数料税別3000円)になる。
KDDIも、5月1日以降に発売されるスマートフォン、タブレットなどの携帯端末に原則SIMロック解除の機能を搭載し、ウェブサイトやauショップからSIMロック解除の申込み受付を開始する。しかし、こちらも購入日から6カ月間はSIMロックを解除できない。
解除手数料はウェブサイトからの申し込みは無料となるが、auショップで申し込んだ場合は税別3000円が必要となる。また、SIMロックが解除された端末に他社のSIMカードを挿入して利用する場合、サービスや機能などが制限される場合があるとしている。なお、4月23日発売予定の「Galaxy S6 edge SCV31」についても、SIMロック解除の対象となる。
この一方で、SIMロック解除の方針を発表していないのがソフトバンクモバイルだ。同社広報に問い合わせたところ「基本的には総務省のガイドラインに則るが、発表時期については、対象端末を提供するしかるべきタイミングとなる」と説明した。
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