ワイヤレスゲートとヨドバシカメラは4月14日、共同で記者会見を開き、音声通話とデータ通信が可能なSIMカード「ワイヤレスゲートWi-Fi+LTE 音声通話プラン」をヨドバシカメラ店舗と通販サイト「ヨドバシ・ドット・コム」で4月28日から販売すると発表した。
特長は、(1)全国のWi-Fiスポットが使い放題、(2)最大通信速度は250kbpsと150Mbpsの2タイプを用意、(3)月額1300円からの4プラン、(4)違約金不要──の4点で、月額1300円~のプランが用意されている。
ワイヤレスゲート、違約金なしで月額1300円からの音声通話機能付きSIMカード発売へ一方のヨドバシカメラは、ワイヤレスゲートのみならず、さまざまなSIMフリー端末や各社が提供するSIMの販売促進に力を入れる方針を明らかにした。まずは5月中旬にもマルチメディアAkibaの1階に「ヨドバシカメラSIMフリーカウンター」を設置する。
SIMフリーの端末やSIMカードは、ビジネスパーソンからファミリー総まで幅広く人気が高まっている一方で、現状のSIMフリー売り場には課題があるという。ヨドバシカメラ 常務取締役販売部長の日野文彦氏は、(1)複数のキャリアを比較したプラン提案ができていない、(2)複数のキャリアを開通できるサービス提供がない、(3)アフターサービスが不十分──の3点を挙げた。SIMフリーカウンターの開設によって、SIM選びから設定、水濡れなどのアフターケアサービスまでワンストップで提供し、課題を解決したい考えだ。
取り扱いキャリアは、ワイヤレスゲートほか、Y!mobile、UQ mobile、U-NEXT、freetel、nifty、OCN、BIGLOBEの8つ。IIJは交渉中としており、さらに増える可能性がありそうだ。
また、今後1~2カ月に1~2店舗のペースで全国にSIMフリーカウンターを設置する方針で、年内に10店舗を目指す。
ヨドバシカメラ 通信サービス商品事業部 事業部長の松月俊雄氏は、「1社だけでなく、多数を扱うことでお客様の多様なニーズに合わせた提供ができ、支持が得られると考える。他社との大きな違う点」と説明する。
また、5月から予定されているSIMロック解除の義務化に対し、「おそらく各キャリアは、SIMロックの解除によって月々サポートを提供しなくなるのではないか。実際には、月々サポートがなくなってから(2年の適用を受けた後に切り替えが)増えてくるのではないかと思う」と見解を示した。
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