Microsoftはかねて約束していたとおり、「Windows Phone」向け「Windows 10」の2つ目のテストビルドを米国時間4月10日、「Windows Insiders」のテスト参加者を対象に公開した。
このビルドは、既存のほとんどすべてのWindows Phone搭載端末「Lumia」に対応する。同社チームが、パーティションスティッチングという機能を開発してくれたおかげだ。Microsoftによると、今回の新しいテストビルドはまだ、画面サイズやスケーリングの問題により、「Lumia Icon」や「Lumia 930」には対応していないという。また、Microsoftのスマートフォンを製造するOEM製のいずれのWindows Phoneにもまだ対応していない。
10日の新しいビルドには、Microsoftのブラウザ「Spartan」のテストビルドが搭載されている。Windows 10 Mobile搭載端末では、このブラウザのみがサポートされることになる予定だ。ただし、Windows 10 Mobileの今回のテストビルドでは、Spartanが「Internet Explorer 11」(IE 11)とともに搭載されている。
Microsoftは最近、Spartanを搭載するデスクトップ版Windows 10のテストビルドもリリースしている。ただし、Windows 10のIntelベースのPC、ノートPC、大型タブレット向けのバージョンでは、後方互換性を維持するためにIE 11も引き続き搭載される予定だ。
10日のモバイル版Windows 10のプレビューには、「Outlook Mail」と「Outlook Calendar」のユニバーサル版の新しいテストビルドが含まれている。また、今回のリリースに関する10日付けのブログ投稿によると、新しい「Phone」「Maps」「Messaging」の各アプリと、「People」アプリの刷新版も含まれているという。
Microsoftは、スマートフォン向けの新しい個別の「Word」「Excel」「PowerPoint」「OneNote」のユニバーサルアプリが「数週間のうちに」リリースされることを見込んで、今回のビルドから「Office Mobile」ハブを削除している。したがって今回のビルドでは、これらのファイルはいずれも使用することができない。
Microsoftは、モバイル版Windows 10の最初のパブリックテストビルドを2月にリリースしていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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