「Apple Watch」が、4月24日の発売日に続く最初の週末に素晴らしい販売実績を達成すると、Piper Jaffrayのアナリスト、Gene Munster氏が述べた。
Munster氏は1日、投資家に宛てたメモの中で、Apple Watchを発売した最初の週末の販売台数が100万台となるとの予想を示した。
Munster氏は4月10日からの先行予約についても、同様に高い数字が出ると予測している。受付開始から24時間の予約台数は計30万台に達するはずだと、同氏は同じメモの中で述べている。
Munster氏は、Apple Watchの販売台数や予約台数のモデル別内訳は示していない。
Appleは2014年9月、「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」とともにApple Watchを発表した。Apple Watchには、「Apple Watch Sport」「Apple Watch」ならびに18金ケースの「Apple Watch Edition」という3つのモデルがある。価格は、エントリーモデルのApple Watch Sportの349ドルが最も安く、最上級機種のApple Watch Editionは1万7000ドルにも及ぶ。
Apple Watchがどこまで人気になるかをめぐっては、熱い議論が起きている。Munster氏は、2015年内にApple Watchの販売台数が800万台に達すると考えているが、この数字はウォール街の平均予測台数である1400万台を下回る。調査会社のCCS Insightは3月、Apple Watchの販売台数が2015年末までに2000万台に達するとの予想を発表し、これまでに発売された中で最も人気が高いスマートウォッチになるとの見方を示した。予測がまちまちとなっているのは、需給予測に採用している方法がアナリストによって異なるうえ、販売元企業のデータではなく、調査データに基づいていることが多いためだ。
調査会社のIDCは米国時間3月30日、Apple Watchによって「ウェアラブル端末全体の認知度が高まる」との見解を示した。この発表の前にも、CCS Insightは、Apple Watchが「ウェアラブル端末市場を次の成長段階に引き上げる後押しをする」と述べ、2015年のウェアラブル機器の世界販売台数は総計7500万台にまで急増すると予想している。
Munster氏は、Apple Watchが大成功を収めるかどうかまでは言及していないが、当面販売が続行されるのに十分な程度には成功すると述べている。同氏は実際、今後数年の間にApple Watchの販売が加速し、2017年には販売台数が4000万~5000万台に達すると考えている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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