「京都は神社仏閣がたくさんあって、歴史のある、Ingressに向いた場所。血にまみれた歴史に彩られている場所でもあります。源氏や平家だったり、だいたい二大勢力がさまざまな天下分け目の戦いがしてきたわけですけど、しばらくなかったですね。きっと今日のために京都が待ってくれたんだと思います」(Niantic Labs 川島優志氏)。
「Ingress」を運営するNiantic Labs(ナイアンティックラボ)は3月28日、京都市内で公式イベント「証人(Shonin)」を開催した。5600人を超えるIngressプレイヤー(エージェント)が市内を巡り、スキャナーであるアプリを通して、ゲームの世界で激しい戦いを繰り広げた。
京都御苑を中心とした特定のエリアで、歴史的な建造物などの「ポータル」をエンライテンド(緑)とレジスタンス(青)のエージェントが奪い合った。14時~14時10分、15時~15時10分、16時~16時10分、17時~17時10分のそれぞれどこかの時刻の戦況がポイントに換算され、その集計結果により勝敗が決する。レジスタンスも善戦したものの、2014年12月13日の東京でのイベント「ダルサナ(Darsana)」に続き、今回もエンライテンドが勝利した。
京都でイベントを開いた主な理由として川島氏は「Ingress FS(Ingress First Saturday/エージェントの交流と初心者の育成を目的とし、世界各国で毎月第一土曜日に開催されているイベント)の初回に、京都が全世界で最も素晴らしい成績を上げたこと」と説明した。
「京都はIngressにとって完ぺきな場所」とNiantic Labsの創業者でであるジョン・ハンケ氏が話すように、今回のイベントは両陣営で大規模な作戦が実行されるなど大いに盛り上がった。4回の計測後のアフターパーティには京都市長の門川大作氏も参加し、エージェントの健闘をたたえた。
当日の様子を写真で振り返る。
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