Fortuneの報道によると、Appleの最高経営責任者(CEO)であるTim Cook氏は、10歳の甥の大学費用を払ったら、財産を寄付するつもりだと述べたという。
Cook氏はFortuneに対して、「池に投じられて、さざ波を立て、変化を引き起こす小石になりたい」と述べた。
自らの富を共有するのはよいことだと信じるミリオネアとビリオネアのテクノロジ企業幹部は大勢いるが、Cook氏もその1人だ。その中で最も有名な慈善家はGates氏だ。Fortune誌によると、同氏は妻のMelinda氏とともに、自身の純資産の37%に相当する302億ドルを寄付したという。FacebookのCEOを務めるMark Zuckerberg氏はこれまでの人生で、自身の純資産の4%に相当する15億ドルを寄付している。
ほぼどのような定義に照らしても、Cook氏は裕福な人間だが、まだビリオネアにはなっていない。同氏のAppleでの基本給は175万ドルで、保有するApple株を基に算出された純資産は約1億2000万ドルだ。制限付き株式も保有しており、それがすべて付与されたら約6億6500万ドルに相当する可能性もある。
2011年にAppleのCEOに就任したCook氏は、慈善事業への寄付という点で、前任者のSteve Jobs氏と異なる行動を取ってきた。Jobs氏は慈善活動で知られる人物ではなく、お金の寄付には反対だという発言さえしている。一方、Cook氏は従業員にApple製品の大幅な値引きを適用しているほか、従業員による年間最大1万ドルの寄付をマッチングする全社的な慈善プログラムも開始した。さらに、Cook氏はスタンフォードの病院に5000万ドルを寄付し、2012年には病気予防を目指す慈善活動Product REDにも5000万ドルを寄付している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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