超高速インターネットおよびテレビサービスを実現するGoogleの全ファイバーネットワークの導入都市に、ユタ州の州都ソルトレイクシティが新たな候補に加わった。
アトランタ、ノースカロライナ州シャーロットとローリーダーラム、テネシー州ナッシュビルに続き、ソルトレイクシティが次の導入候補都市に加わったと、「Google Fiber」のソルトレイクシティ担当アソシエイトシティマネージャーのDevin Baer氏が米国時間3月24日付のブログ投稿で述べた。
過去3年間にGoogle Fiberが最初に導入された都市は、カンザス州カンザスシティ、テキサス州オースティン、ユタ州プロボだ。
ただし、次期導入候補の都市に住んでいれば明日からすぐにGoogle Fiberを利用できるわけではない。代わりにGoogleは、同社の高速ネットワークの構築に向けた長い工程に着手することで、これらの都市でも同ネットワークを将来的に体験できるようにする。
Google Fiberは、接続速度が1Gbps(または1000Mbps)と、平均的なインターネット接続と比べて驚くほど高速だ。ブロードバンドの通信速度を計測するOoklaによると、米国の平均的なブロードバンド速度は34Mbpsだという。
Googleは新たな都市を発表した後、1年ほどかけて同社のファイバーネットワークを開通させてきている。したがって、ソルトレイクシティで同サービスの利用資格を有する住民は、2016年に新たなネットワークにアクセスできるかもしれない。
ソルトレイクシティでの導入に関するGoogleのウェブページは、関連するさまざまな段階について分かりやすく説明している。その都市がネットワークを確実にサポートできるよう、調査と見直し後、Googleがネットワーク自体を設計する。ネットワークの実際の工事はその後に開始される。続いてGoogleは、人々や企業からファイバーアクセスの要望のある地域を同市内で絞り込む。
Googleは、「われわれは、ファイバーネットワークを利用したいと思う人々がいる地域で構築する」と述べている。「都市は、われわれが『Fiberhood』と呼ぶ小さなコミュニティーに分割される。みなさんのFiberhoodの中で関心を示している人々の数が十分達していれば、ファイバーを導入することができる」(Google)
最後に、GoogleはGoogle Fiberに登録した家庭や企業に実際のサービスを導入する。Google Fiberサービスは、ギガビットインターネットアクセスを利用する場合が月額70ドルで、インターネットと150チャンネル以上を利用できるテレビの両方を利用する場合が月額120ドル~130ドルとなっている。
米CNETはGoogleにコメントを求めたが、直ちに得られなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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