LGエレクトロニクス・ジャパンは3月25日、有機ELテレビ「LG OLED TV(エルジー・オーレッド・テレビ)」を日本市場に導入すると発表した。曲面ディスプレイを採用した4Kタイプの「EG9600」シリーズと2Kタイプ「EC9310」シリーズをラインアップする。
EG9600シリーズは、55インチの「55EG9600」と65インチの「65EG9600」の2モデル、EC9310シリーズは55インチの「55EC9310」の1モデルの計3モデルをそろえる。
いずれも自発光の有機EL素材を使用した曲面ディスプレイを搭載。バックライトを必要としないため、無色無光の“完全な黒”を再現する。RGBの画素に白(W)を加えた独自のWRGB方式により、これまでテレビで再現できなかった色域もカバー。輝度の向上や低消費電力化も合わせて達成している。
有機ELの特性をいかしたテレビについて、LGエレクトロニクスの専務ホーム・エンターテインメント事業本部テレビ/モニター事業部事業部長の李仁奎(イ・インギュ)氏は、「パーフェクトなアングル(a)、ブラック(b)、カラー(c)、デザイン(d)と“パーフェクトabcd”を持つ“夢のテレビ”が登場した」と話した。
バックライト部分をなくしたためスリムデザインが可能になり、パネル最薄部はわずか0.6cmを実現。奥行きは55インチで8.1~8.8cm、65インチでも10.2cmの薄型になる。
地上、BS、110度CSチューナを2基搭載し、USB HDDを接続しての録画も可能。EG9600シリーズは、ひかりTVチューナの内蔵予定モデルになっており、今後実施されるソフトウェアアップデートにより4K作品のVOD視聴もサポートする。
映像やコンテンツを直感的に操作できる「webOS2.0」を備え、シームレスな操作感を実現。上下左右に軽く動かすことで、操作ができる「マジックリモコン」も同梱する。
EG9600の消費電力は65インチが500W、55インチが300Wで、待機時はいずれも0.3Wになる。
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