物理的なクリック機構のない、感圧式のトラックパッドを試した企業は過去にもあった。たとえば、数年前にSynapticsが「Windows 8」とともに導入した「ForcePad」がそうだ。
MacBook AirよりもMacBook Proを選ぶ大きな理由の1つに、Retina displayがある。1080pを超える解像度のディスプレイは一般的になってきており、一部のWindowsノートはMacBook Proよりも高い解像度を持っている。まだ珍しいものの、ノートPCが4Kの解像度を持つディスプレイを搭載し、タッチ機能も備えている場合もある。
2560×1600ピクセルの解像度は、13インチディスプレイには十分以上であり(15インチMacBook Proは2880×1800)、今では2012年に登場したときほどの圧倒的なセールスポイントとは言えないものの、Retina displayはクリアで明るく、色鮮やかだ。
発売予定の12インチMacBookに1つしかポートがないことには不満の声が上がっているが、MacBook Proシリーズを見れば、Appleが小さなノートに多くのポートを詰め込むこともできることがわかる。Thunderbolt 2とMini DisplayPortの兼用ポートを数に入れてよければ、これとHDMIを合わせて、MacBook Proは、3つのビデオ出力を備えていることになる。MacBook ProにはUSBポートとSDカードスロットもあるが、12インチMacBookにはUSB Type-Cのポートが1つあるだけだ。
ビデオ | HDMI×1、Mini DisplayPort/Thunderbolt 2×2 |
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オーディオ | ステレオスピーカ、ヘッドホン出力・マイク入力のコンボジャック |
データ出力 | Thunderbolt×2、USB 3.0×2、SDカードリーダー |
ネットワーク接続 | 802.11ac Wi-Fi、Bluetooth 4.0 |
光学ドライブ | なし |
MacBookシリーズの中でも、特にMacBook Proの各モデルは、より高速なCPUのオプションが用意されており、RAMも大きく、ベンチマークテストでもよい成績を収めている。この2015年モデルでは、Intelの第5世代Core iシリーズであるBroadwellのプロセッサを採用している。今回のレビューで用いたCore it-5257Uではアプリケーション性能はそれほど向上しなかったが、これは予想通りだ。
これらの新型CPUではエネルギー効率が向上しており、これがバッテリ持続時間の改善につながっている。ベンチマークでは、この新型と2014年の15インチMacBook Proがもっともよい成績を収めたが(2014年の15インチMacBook Proは、旧型だがより強力なCore i7プロセッサと、2倍の16GバイトのRAMを搭載している)、このシステムに搭載されている、Appleがより高速だと主張しているストレージドライブは、Photoshopのテストではあまり効果がなく、他のBroadwellを採用したノートや、2014年のMacBook Airとほとんど変わらなかった。
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