Re/codeは米国時間3月11日、サンフランシスコ、パロアルト、ロサンゼルス、ニューヨークのApple Storeで「Nike+ FuelBand」とJawboneの「UP」が陳列されておらず、心拍計付きスポーツ腕時計「Mio」もオンラインのみでの販売になっていると報じた。
米CNETが12日にAppleのオンラインストアを確認したところ、Jawboneのフィットネストラッカー「UP MOVE」とその他数種類の健康およびフィットネスデバイスが販売されていたが、この時はNike+ FuelBandとMioが見当たらなかった。
競合するアクティビティトラッカーの取り扱いが終了しても意外ではない。Appleは2014年11月にフィットネスデバイス「Fitbit」をオンラインストアから削除している。Fitbitは、同社がAppleの「HealthKit」ツールに対応しないことが決断の原因であるとしたが、その前の9月にAppleは新スマートウォッチ「Apple Watch」を発表していた。
今回もRe/codeの報道に先立ち、Appleは9日、同ウォッチのさらなる詳細を明らかにしている。
Mioの最高経営責任者(CEO)を務めるLiz Dickinson氏はRe/codeに対し、AppleのストアでMioの販売を終了するという連絡を数カ月前にAppleから受けたことを明かしている。Dickinson氏は、Appleが理由としてApple Watchの名を挙げることはなかったというが、同氏の発言からは独自ブランドに軸足を移したいAppleの意向がうかがえる。
「マーケティング分野に新たに迎え入れた幹部が、ストアのブランド再編を検討しており、Appleブランドをより前面かつ中央に据えて整理し、アクセサリ製品の数を縮小したいという話だった」とDickinson氏は述べた。
米CNETはAppleにコメントを求めたが、広報担当者は回答を避け、「提供製品の品ぞろえについては、定期的に評価、変更をしている」と述べるにとどまった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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