ドコモとKDDI、海上保安庁と大規模災害時の相互協力で協定締結

 海上保安庁は、NTTドコモ、KDDIとそれぞれ「災害時における通信の確保のための相互協力に関する協定」(災害協定)を締結した。これは、大規模災害発生時の迅速な通信サービスの復旧と被災者への支援を目的としたもの。

 この協定により、NTTドコモとKDDIは災害発生時に、海上保安庁の人命救助活動に必要な通信手段として、衛星携帯電話や携帯電話などの通信機器を提供する。一方、海上保安庁は両社が災害発生地において通信手段を確保するために、物資や人員の輸送などで協力する。今後は両社と海上保安庁が定期的な訓練などを通じて連携強化をはかっていくとしている。

 KDDIは発表の中で、この防災協定の目的について「今後発生が予想されている首都直下地震や南海トラフ地震などの大規模災害時に、通信確保に向けた広範な相互協力を行い、迅速な復旧活動を図る」とコメントしている。

 またNTTドコモは発表の中で、「昨今の台風や大雨等といった多くの自然災害においても、迅速な復旧および支援活動を行うことができるよう関係機関との更なる幅広い連携強化が必要であり、今回の協定締結に至った」とコメントしている。

 なお、ソフトバンクモバイルは2014年12月に海上保安庁と防災協定を締結している。

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