KDDIと陸上自衛隊東部方面隊は4月23日、災害時の相互協力に向けた災害協定を締結したと発表した。
今回締結された協定は、2013年11月に防衛省とKDDIとの間で締結された「災害協定 (中央協定)」に基づくもので、今後発生が予想されている首都直下地震や南海トラフ地震などの災害時に、通信確保に向けて広範で相互協力し、迅速な復旧活動を図ることを目的としているという。
大規模災害発生時の具体的な協力体制として、陸上自衛隊東部方面隊は、被災地における通信手段を確保するためにKDDIが行うさまざまな活動に対して、物資の輸送や各種施設、設備の使用、燃料、資材等の物資および機材の貸し出しなどで協力。
またKDDIは、東部方面隊の災害時における復旧、人命救助活動に必要な通信手段として、衛星携帯電話やau携帯電話などの通信機器を優先的に提供するという。両者は、災害時のスムーズな連携を図るための情報共有や協同訓練を年1回以上実施し、災害対策に取り組んでいくとしている。
なお、KDDIは3月10日にも陸上自衛隊中部方面隊との協定を締結していた。今回の東部方面隊との協定により、全国の陸上自衛隊各方面隊との災害協定の締結が完了したとのこと。
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