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What's Ingress ?

「観光にピッタリと確信」--岩手県「Ingress」ムーブメントの仕掛け人 - (page 2)

藤井涼 (編集部)2015年03月05日 13時00分
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Ingressを岩手全体に広げたい

――11月に開催したイベントに続き、第2弾のイベントも盛況でした。

 11月9日の街歩きイベント後に(Niantic Labsの)川島さんがポータルを優先審査するとツイートされて、これはすごいことになったなと。その後、ポータルの申請情報をNiantic Labsに提供して、11月20日ごろからどんどん盛岡市内のポータルが増えていきました。これだけしてもらったら何かお礼をしないといけないだろうと思い、“ポータル大量発生感謝”を謳って、皆で遊び倒そうよというイベントを企画したんです。

 (当日は)すごく多くの方に、夜まで残って楽しんでもらえたので本当に良かったです。県外からもたくさんの方に参加いただけたことがすごく驚きで、イベントとしては大成功だったと思います。研究会の狙いでもある「地元を知ってもらう」ために、南部利直の謎解きミッションなども用意したのですが、20人くらいクリアした方がいたので、ホッとしています。もしかしたら難しすぎたかなと心配していたのですが、楽しんでもらえたようです。

――飲食店でスマートフォンのバッテリを無料充電できるなど盛岡市内の店舗ともコラボしました。

 地元とIngressをやっている人たちのつながりを作って、お店の売上げに少しでも貢献できればと考えた時に、バッテリの無料充電はどうかという話を以前からしていたので、実験的にできないかと思っていました。ただ商店街の組合や商工会議所と組織的にそういうことをやろうとしても、サービスを含めてなかなか理解してもらえない部分もあると思いますので、まずは私たちの手の届く範囲でやらせていただきました。

――次のイベントや今後の展開は。

 4月にはお花見、6月には農用馬のお祭り「チャグチャグ馬コ」など、盛岡には年中イベントがあります。それらに合わせてまたイベントを企画して、効果を見ながら進めていくことになると思います。

 また盛岡は城下町なので、小さいエリアにたくさんの名所があります。新渡戸稲造、宮沢賢治、石川啄木など全国的にも有名な方が盛岡で暮らしたこともありポータルだらけなんですよ。そういう意味では盛岡は(イベントなどを)しやすいのですが、次の課題は盛岡でできたことを県内各地に広げていくことです。特に復興を一生懸命進めている沿岸地域は今が一番忙しいですし、街もどんどん変わっている。そういうところを見てもらうために、もしかしたらIngressが使えるかもしれないと思っています。


盛岡市内には名所にちなんだポータルが多数

 県庁が旗を振るわけではないですが、私たちがまずやってみせて、それを見た県内の人たちが自分たちの地域でも面白そうだからやってみようという動きがあちこちで出てくることを期待しています。たとえば、県全体をミッションでつないでいくとか、そういうことで「沿岸の方がもっと面白いよ」という流れを作っていけたらいいと思います。

――ただ、Ingressがゲームとして普及しない可能性もあります。

 ゲームは廃れたり、まったく違う形に展開することも可能性としてあると思いますが、Niantic Labsではポータルのデータ情報を残すと言っていますよね。ポータルを使ってさまざまなことができることを私たちも学習していますので、それをどう生かすかが、この先の話になるんじゃないかと思います。

――今後、Niantic Labsに期待したいことは。

 やはり日本語に対応してほしいですね。人に教えても最初はとっつきにくいみたいなので、日本語化が進むと嬉しいです。

※Niantic Labsの川島優志氏はインタビューで、3月中に日本語化することを明かしている。

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