「Apple Watch」が2015年iFデザイン賞の金賞を受賞した。iFデザイン賞は、ドイツに拠点を置くiF International Forum Designが1954年から毎年授与している賞で、(特に金賞は)デザインの世界で大きな名誉とみなされている。なぜなら、審査員は2000以上の製品とさまざまなカテゴリから最高の製品を選出しなければならないからだ。
Apple Watchは4月に発売予定だ。Appleは米国時間3月9日に開催するイベントで、具体的な発売日を含む詳細を発表するとみられている。
International Forum Designの審査員はApple Watchを入手して、テストを行った。デザインに注目するiFデザイン賞は、機能性より形状に重きを置いているかもしれないが、その2つの要素は実際には両立する。したがって、審査の際にApple Watchの機能も評価されたことは明白だ。International Forum Designは次のように述べている。
Apple Watchは革命的な新テクノロジと先駆的なインターフェース、腕時計製造の豊かな伝統に敬意を払ったデザインを備えている。Apple Watchのデザインとインターフェースは小型デバイス向けに特別に作られたものだ。「Digital Crown」は革新的な操作方法だ。ディスプレイには、タップとプレスの違いを認識する「Force Touch」が搭載されている。「Taptic Engine」は通知の新用語となりうるもので、ユーザーの聴覚と触覚の両方に働きかける。美しいデザインと耐久性を兼ね備えたApple Watchの素材は、光沢のあるステンレススチールまたはスペースブラックステンレススチールのカスタムアロイ、スペースグレイまたはシルバーの陽極酸化アルミニウム、18Kゴールドだ。
2015年のテレコムカテゴリでは、Apple Watchとともに「Smartisan T1」スマートフォンも金賞を獲得した。1985年以降、Appleは44の金賞を含む125の賞を獲得している。
審査員は声明の中で、Apple Watchを2015年の金賞の1つに選出した理由を次のようにまとめた。
レザーやメタルのような古典的な素材を最先端のテクノロジと組み合わせて、非常に個性的なファッションアクセサリを作り出すというアイデアから、総合的なユーザー体験を提供する素晴らしい製品が生まれた。Apple Watchはデザインのそれぞれの細部について高い評価を獲得しており、全体的に見ても非凡なデザインだ。われわれにとって、Apple Watchは既にアイコンである。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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