(編集部注:米CNETによるサムスン「Galaxy S6/S6 edge」の第一印象を前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は3月4日に公開されています。また、この第一印象は、3月2日に公開された記事「サムスン、「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」を発表--メタルボディ採用、曲面画面も」に未翻訳部分を追加し、一部を編集して公開しています)
前編より続く。
ワイヤレス充電:「Galaxy S6」と「Galaxy S6 edge」には、Wireless Power Consortium(WPC)とPower Matters Alliance(PMA)の規格(「Qi」を含む)に準拠したワイヤレス充電機能が内蔵されている。サムスンは独自の充電パッドを販売予定だが、S6とS6 edgeは他の充電器にも対応する。約30分でバッテリを20%充電できるはずだ。
急速充電:この急速充電機能のサポートは「Exynos」チップによって可能になるもので、サムスンによると、約30分で30%充電できるという。さらに、S6とS6 edgeは「Qualcomm Quick Charge 2.0」充電器にも対応する(「GALAXY Note 4」の充電器も同規格に対応)。
防水機能はなし:「GALAXY S5」と異なり、S6シリーズの両製品はIP67規格の防水性を備えていない。サムスンはこれについて、防水機能はS6という「物語」の一部ではない、と述べている。おそらく、「GALAXY S5 Active」や「GALAXY S5 Sport」のように、防水性能を備えた「Galaxy S6 Active」など、何らかのタフネスモデルが2015年中に発売されるだろう。
16メガピクセルのカメラは背面から若干突き出ており、解像度はGALAXY Note 4と同じだ。これらのスマートフォンでは搭載されているチップが異なるため、内部ハードウェアが画質にどう影響するのか興味深いところだ。レンズ自体はGALAXY S5からアップグレードされており、背面カメラのF値はS5の2.2から1.9に向上している。
S6とS6 edgeは、光学式手ぶれ補正機能を搭載する2番目のGalaxyシリーズスマートフォンとなった(最初はNote 4と「GALAXY Note Edge」)。新しい自動HDR機能の搭載により、景色など、特定のシーンの画質を高めるために調整を行う必要がなくなった。同様に、ホワイトバランスも自動的に調整される。
前面には広角の自撮り用5メガピクセルカメラが搭載された。サムスンは、暗所で撮影する写真の画質が向上したとしている。Note 4と同様、本体背面のセンサをタップして、自撮り写真を撮影することが可能だ。背面カメラで自撮り写真を撮影する撮影モードを有効にすることもできる。
試用中に屋内で撮影した自撮り写真を見る限り、画質については期待が持てそうだ。
S6とS6 edgeには、Googleの最新モバイルOS「Android 5.0 Lollipop」が搭載され、その上にサムスンの「TouchWiz」インターフェースの新バージョンがインストールされている。プリロードされたアプリの数は、以前よりはるかに少なくなった。サムスンは長い年月をかけて築き上げてきたものを一部残しながら、これまでよりシンプルな役割を受け入れようとしている。
ルックアンドフィールが調整されており、フォルダがあらかじめベンダーごとに分類されている。例えば、Googleのアプリやサービスをまとめたフォルダや、新パートナーのMicrosoftのフォルダ(Skypeや「OneDrive」などが含まれる)が用意されている。
メニューも削減された。これまで通り、マルチウィンドウ機能によって2つのプログラムを同時に開くことができるが、ユーザーが自分でこの機能を有効にしてポップアウトメニューから選択する必要はない。マルチウィンドウ機能は常に有効で、「Recents」トレイから起動することができる。Note 4を使うときのように、これらのウィンドウをドラッグしてリサイズしたり、浮遊する泡のようなアイコンに変えたりすることも可能だ。
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