通知シェードを2本指で下にドラッグしても、何も表示されないようだ。以前はこのショートカットで、さらに多くのクイックアクセスコントロールを利用することができた。
「Milk Music」「Milk Video」「S Health」など、一部のサムスン製アプリは今回もプリロードされている。こうしたアプリは、Appleの「iTunes Store」と「Health」に対するサムスンからの回答のようなものだ。「S Voice」もこれまで通りプリロードされている。サムスンやパートナーの他のアプリを利用するには、ショートカットを開いて、「Galaxy Essentials」「Galaxy Gifts」というウィジェットからアプリを選択する。Giftsには、早打ちの世界記録を保持するキーボードアプリ「Fleksy」も含まれており、S6とS6 edgeでは無料で利用可能だ。
サムスンが指紋リーダーの性能を強化したことで、先ごろ買収した「LoopPay」テクノロジを使用するモバイル決済機能の提供準備が整った。サムスンは「Samsung Pay」(今後この名前で知られることになるだろう)を2015年夏に提供開始する予定だが、米国以外にどの市場で提供されるかは明らかになっていない。
Galaxy S6のバッテリ容量は2550mAhで、S6 edgeはそれより若干多い2600mAhだ。数字だけを見ると2014年モデルのGALAXY S5より少ないが、新しいCPU(とAndroid 5.0 Lollipop)によって、ある程度効率化されているのかどうか見極める必要がある。
ハードウェアについてもう少し詳しく知りたいという人のために紹介しておくと、S6とS6 edgeは3GバイトのRAMを搭載する。GPUのスペックは公表されていない。
近距離無線通信(NFC)接続と低消費電力のBluetooth 4.1をサポートするため、あらゆるタイプの非接触型決済、ストリーミングオーディオ、「touch-to-pair」(タッチしてペアリング)など、メインストリームのAndroidスマートフォンに期待されるさまざまな標準的機能に対応する(ちなみに、「iPhone 6」と「iPhone 6 Plus」のNFC機能はまだ「Apple Pay」に限定されており、他の用途に利用することはできない)。
S6 edgeは、「全体は部分の総和に勝る」というタイプの設計だ。サムスンがこのモデルを唯一のフラッグシップスマートフォンにしなかったのは残念なことである。
側面のディスプレイは、利用可能な機能をいくつか追加するほか、両側面を覆う曲面タッチスクリーンディスプレイの開発というサムスンの偉業を示すものでもある。しかし、その機能はNote Edgeの専用機能を備えたディスプレイ(右側面だけを覆っていた)から大幅に退化しており、スクリーンの曲面部分に情報を表示することを除けば、できることはあまりない。右側面だけに曲面ディスプレイを搭載し、2014年9月に発売されたNote Edgeに比べて、側面の傾斜がはるかに緩やかになっていることに注目してほしい。
右側面だけという制限もなくなった。S6 edgeでは両側面が曲面になっているため、左利きの人はEdgeディスプレイを左側面に呼び出すこともできる。
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