Kickstarterで人気のスマートウォッチ「Pebble Time」--時間ベースOS搭載機の第一印象

Scott Stein Lynn La (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年03月02日 07時30分

(編集部注:この記事は、2月25日に公開された「Pebble、新スマートウォッチ「Pebble Time」発表--カラー画面搭載でバッテリは1週間持続」に未翻訳部分を追加し、一部を編集して公開しています)

 スクリーンがカラー表示になった。マイクも搭載された。だが、控え目な感じもする。筆者はPebbleの最新スマートウォッチ「Pebble Time」を見て、次のように思った。これは、かわいらしさを意識したデザインと言ってもいいのではないだろうか。

 米国時間2月24日に発表されたPebble Timeは、Googleの「Android Wear」ソフトウェア搭載スマートウォッチや、「Apple Watch」のような羽目を外したスマートウォッチではない。多くの点で初代「Pebble」に立ち戻った製品であり、シンプルでプラスチックのような質感の、玩具と言ってもいいようなデザインだ。最高経営責任者(CEO)のEric Migicovsky氏が手首にホワイトモデルを装着してデモを行ったとき、まるでカシオ計算機の腕時計と「たまごっち」を組み合わせた製品のように見えた。

 Pebble Timeは旧モデルからの大幅なアップグレードではない。既に公開済みの6500種類のPebbleアプリと盤面との下位互換性もある。大きな違いはソフトウェアに関するものだが、ハードウェアも多少変更されている。だがこれだけで、競争が激化するスマートウォッチ市場で新しいユーザーの関心を引けるのだろうか。

競合製品と異なるテクノロジを採用したカラースクリーン

 Pebble TimeはPebbleの他のモデルと同様、バッテリ持続時間が7日間とされており、装着したまま水泳やシャワーができるほか、物理ボタンを備える。しかし、Pebble Timeはカラー電子ペーパーディスプレイを採用し、それはQualcommの「Mirasol」スクリーンよりリフレッシュレートが高く、30fpsのアニメーションに対応する(筆者はそれを確かめるために「Nyan Cat」を見た)。日常の光の中で見やすいように設計されているが、バックライトも搭載する。

 20%薄型化されたボディ(厚さ9.5mm)は、写真ではずんぐりとしているように見えるが、若干湾曲しており、ベゼルはステンレス製で、ディスプレイが「Gorilla Glass」で覆われているため、ハイエンドの「Pebble Steel」を思わせる雰囲気が漂う。しかし、見た目から受ける印象としては、Timeの方がずっと暖かみがあり、何というか、おもちゃのような感じもする。「LG G Watch R」や「Moto 360」といったデザイン性の高いAndroid Wearスマートウォッチと比べて、かなり不格好だ。この見た目に関する問題の原因は、ステンレス製のベゼルと関係があるのかもしれない。初代Pebbleよりは洗練されているとしても、ステンレス製のベゼルのせいで、一見したところでは、ベゼルがPebbleの旧モデルや最近のAndroid Wearスマートウォッチより分厚い印象を受ける。

 Pebble Timeは当初、レッド、ホワイト、ブラックの3色で展開される。ストラップは標準の22mmなので交換可能だが、新しいピンの採用によって、これまでより簡単に交換できるようになった。

 マイクを使って音声を文字に変換することができるため、Android Wearと同じように、メッセージにすばやく応答できる。この機能は、「Android」スマートフォンではAndroid Wearと同じAPIで動作する。「iOS」では、最初のうちは扱いにくいだろう。Migicovsky氏も「かなり面倒だ」と認める。iOSでの音声文字変換機能は当面、「Gmail」に限定され、「Mail」アプリやGmailアプリでの返信だけに対応する。マイクを使ってボイスメモを保存することも可能だ。実際の音声応答を録音して、他のユーザーがスマートフォンで再生できるようにすることも可能かもしれない(Pebble Time自体にスピーカーはない)。

ハードウェアポート経由で機能拡張も可能

 Pebble Timeの新機能には、ハードウェアポートもある。

 既存のPebbleと同様、Pebble Time自体のフィットネストラッキング機能はそれほど多くない。その代わりに、充電コネクタが今後登場するハードウェア周辺機器用のシリアルポートとしても機能する。なぜこの機能を搭載したのか。Migicovsky氏は、「そうしない理由があるだろうか」と問う。同氏の見解では、Pebbleはセンサの専門家ではないため、未来の革新的なセンサ開発者がPebble Timeに接続可能なアクセサリを開発し、Pebble Timeを使って自社のハードウェアを動かせばいいのだという。

 これは希望的観測かもしれないが、クールなのは、Pebble Timeが改変しやすいように作られているように思えることだ。Pebble Timeは心拍数モニタなど、Bluetooth LE対応フィットネスアクセサリとも接続できるようになる。

(左から)初代Pebbleスマートウォッチ、Pebble Steel、Pebble Time。
(左から)初代Pebbleスマートウォッチ、Pebble Steel、Pebble Time。
提供:James Martin/CNET

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