2013年、デルは株式を非公開化して話題になった。
デルは2月25日に10.1インチのWindows/Androidタブレット「Dell Venueシリーズ」の発表会を開催。その中でデルのビジネス&コンシューマー事業統括本部 ジェネラル・マネージャーの原田洋次氏は、非公開化後の現状を語った。
「非公開化によって外からは見えにくくなっているかもしれないが、広報の活用や広告、記者と話す機会を増やしている。それが非公開化のメリットの1つ。(株式を)公開しているといろいろな縛りがあるが、そこから解き放たれて、集中してビジネスができる。結果的に、製品のサイクルや数、エンタープライズのソリューションなどじっくりと腰を据えて長期に戦略を立てられる」と非公開化によるメリットを説明する。
デルは個人・法人向けのPCやタブレットなどの「クライアント端末」、モニタやプロジェクタなどの「周辺機器/ソフトウェア」、サポートなどの「サービス」、ネットワークセキュリティやクライアント・モバイル管理などの「ソリューション」の4つを軸に展開中している。
PC事業においては、昨今のPCの販売不振などを受けて多くの企業が転換を迫られている。原田氏は、「PC事業部を閉じる、売却する、分けるなどいろいろあるが、PCはやめない。エンドtoエンドで、クライアント端末からセキュリティ関連、ソリューションまで包括できるのはデルだけ。唯一の総合ITカンパニーと自負している」とこれからも総合的にビジネスをしていくと熱く語った。
デルは、コンシューマ事業においては、ゲーミングPC、動画編集に最適化した「Dell Graphic Pro」シリーズ、モバイル/タブレットを主軸に展開するという。「ライフスタイルを豊かにしていく商品を提案をしていくことが、コンシューマの戦略」と説明した。
SIMフリーモデルも--デル、10.1インチのWindows/Androidタブレット「Dell Venue」CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス