Appleが、仮想現実(VR)ヘッドセットに関する特許を米特許商標庁(USPTO)から付与された。このヘッドセットは、「iPhone」をディスプレイとして使用できるように設計されたものだ。
特許書類によれば、この装置は「Head-mounted display apparatus for retaining a portable electronic device with display」(ディスプレイ搭載ポータブル電子デバイスを使用するヘッドマウント式ディスプレイ装置)と名付けられており、AppleInsiderが最初に報じた。具体的には、ハンドヘルド式のポータブル電子デバイスと物理的に組み合わせることが可能な、ヘッドマウント式ディスプレイシステムと記されている。
Appleがこの特許(米国特許番号8957835)をUSPTOに出願したのは2008年9月のことで、特許が認められたのは米国時間2015年2月17日だった。
特許書類によれば、この装置は、「ユーザーの頭部に取り付けるヘッドマウント式装置で、着脱可能なポータブル電子デバイスと統合できるように作られている」という。
さらに、この特許書類には次のように書かれている。「例えば、ユーザーは、(中略)カリフォルニア州クパチーノのAppleが提供している『iPod』や、(中略)カリフォルニア州クパチーノのAppleが同じく提供しているiPhoneなどの個人用電子デバイスを、ケーブルまたはワイヤで本ヘッドマウント式装置につなぐことができる」
特許書類に添付されている画像を見ると、特許対象となるVRヘッドセットが、本体側面からiPhoneを挿入できる設計であることがはっきりとわかる。この場合、挿入したiPhoneが、ヘッドセット着用者が目にする電子ディスプレイとして機能するようだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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