Facebookが、仮想現実に関する同社のビジョンを以前よりもほんの少しだけ明らかにしてくれた。
Facebookは米国時間2月17日、仮想現実環境で使用する同社独自のアプリを開発中であることを明かした。同社は2014年7月、頭部を覆うように装着する革新的なヘッドセット「Oculus Rift」を開発し、仮想現実ビデオゲームの分野を開拓したOculus VRの買収を完了している。
Facebookの最高プロダクト責任者を務めるChris Cox氏は、カリフォルニア州ラグナニゲルで開催されたCode/Mediaカンファレンスの壇上で、仮想現実の将来性と同社の取り組みについて語った。
「仮想現実(VR)はかなりクールな技術だ。われわれはVR関連のアプリに取り組んでいる」と同氏はRe/codeのPeter Kafka氏に述べた。
「(VRを体験していると)自分が未来を目にしていて、それが素晴らしいものになることに気付く。今はFacebookを利用しても、写真、動画、意見といった自分の体験の断片しか発信できないが、(VRでは)その全体像に近いものを発信できる可能性がある」とCox氏は述べた。
もっとも、Cox氏はこれらのアプリの詳細について、動作方法や、一般提供予定時期さえもほとんど明かさなかった。「誰もがこうしたハンドセットを手にする日はまだまだ遠い」とも同氏は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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