Facebookは、同ソーシャルネットワークサイト上のすべての写真がハッカーに削除される恐れのあったセキュリティ脆弱性を修正した。
セキュリティ研究者であるLaxman Muthiyah氏によると、今回修正されたバグは、Facebookに保存される膨大な写真データがすべて削除される危険性をはらんでいたという。
「ユーザーが所有する任意のフォトアルバム、ページ、またはグループが削除される恐れがある」と、Muthiyah氏は自身のブログに記している。
Muthiyah氏は、第3者ウェブサイトやアプリケーションによるFacebookデータへのアクセスを可能にする開発者プラットフォーム「Graph API」を調査していた際に脆弱性を発見した。
Graph APIでは、別のユーザーの写真やアルバムを削除できないようになっている。しかしMuthiyah氏は、同氏の携帯端末でアクセストークンを操作し、他者のアルバムが自分のものであるかのように偽装し、アルバムを参照、上書、削除する権限を取得することができた。
脆弱性はかなり深刻なものだったため、Facebookは同氏から報告を受けてから2時間以内に修正した。
同氏には、1万2500ドルの報奨金が授与された。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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