新しい報道によると、サムスンは「TouchWiz」ユーザーインターフェースの次期バージョンで、同社の独自プログラムの多くを除外する予定だという。
TouchWizの新バージョンは、サムスン製アプリケーションがすべて取り除かれてスリム化される予定だと、ブログサイトSammobileが同社の計画を知る情報筋らの話として報じている。Sammobileの情報筋らによると、サムスン製アプリケーションの代わりに、「OneNote」「OneDrive」「Office Mobile」「Skype」といったMicrosoftアプリが搭載される予定だという。
サムスンは、主力スマートフォン「GALAXY S6」をスペインで現地時間3月1日に「Unpacked」イベントで発表するとみられており、その発表に向けてTouchWizに最終調整を加えている。TouchWizは、「Android」の標準ビルド上に同社が構築するユーザーインターフェース。Android搭載端末を提供するほとんどのベンダーが、自社ソフトウェアの使用感を他のベンダーと差別化するために、独自のユーザーインターフェースを構築している。LGやソニーを含む主要ベンダーが、Androidの標準ビルド上に独自のユーザーインターフェースを構築している。
サムスンはこの数年間、健康関連アプリ「S Health」やメモ作成プログラム「S Note」といった複数の独自アプリケーションをTouchWizにバンドルしてきたが、それがTouchWizの肥大化につながったと考えられている。同社のパーソナルアシスタント「S Voice」もこのようなバンドルアプリの1つだ。
しかし、TouchWizプラットフォームの応答性改善に向け、サムスンはこれらすべてのアプリのプリインストールを廃止し、同プラットフォームからアクセス可能なアプリストアで提供する見込みだと、Sammobileは伝えている。これらのプログラムは、「GALAXY Apps」ストアで無償提供される予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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