Microsoftは米国時間2月11日、無料の「Google Apps」の対抗製品である「Office Online」の大型アップデートを行った。このアップデートの狙いは、「OneDrive」との間のファイルのやりとりを簡単にすることと、ブラウザ内の文書編集機能を向上させることだ。
まず、Microsoftは閲覧表示モードの新しいツールバーに「文書の編集」「印刷」「共有」「コメント」のコマンドを追加した。このアップデートではまた、「Word Online」から直接PDFファイルを印刷できるようになっている。
今回のアップデートで改善されたファイル管理機能には、ファイルのコピーをOneDriveに保存する際に、保存先のフォルダの場所とファイル名を指定する機能が含まれている。ファイルタブの下に「名前をつけて保存」オプションが追加され、ここから「名前を付けて保存」「コピーのダウンロード」「PDFとしてダウンロード」ができるようになった。これらの保存やダウンロード関係の機能は、OneDriveとの間のファイルの移動、保存、コピーを簡単にすることを狙ったものだ。
また、Excelのツールバーには、新しく「OneDriveに追加」オプションが設けられた。これは、たとえば「表示のみ可能」に設定された文書を受け取ったときに、文書のコピーをOneDriveに保存し、編集して、必要ならその文書をまた共有するといった使い方をするときに便利だ。
Microsoftはまた開始ページも改善して、文書の編集を開始しやすくした。最近使用したファイルのリストが表示されるようになったほか、テンプレートを使用して新規文書を作成できるようになった。
今回のアップデートは、世界中のユーザーに自動的に適用される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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