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「Workflow」レビュー--柔軟性に優れた「iOS」向け作業自動化アプリ - (page 2)

Jason Cipriani (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年02月09日 07時30分
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 しかし、それがWorkflowのいいところだ。専門用語やアクションの習熟度に関係なく、どんなユーザーにも同アプリを使うメリットがある。筆者は変数の作成やアプリ間での変数の受け渡しについてほとんど何も知らなかったが、何度も失敗を重ねて、実際に機能するワークフローを参考にしているうちに、基本的な概念を理解し、自分のワークフローを作成できるようになった。

 もう少し高度なことをやりたい人は、ほかのユーザーが作成したワークフローをオンラインで探すといい。このワークフローを見てみよう。YouTube動画をダウンロードしてデバイスに保存するというワークフローだ。変数、値、If、Get、Repeatがいくつも使われている。このワークフローで筆者が実際に理解できるのは4行くらいかもしれないが、理解する必要はない。それがWorkflowの最大の利点だ。

 このワークフローをダウンロードすると、「Safari」でYouTube動画を閲覧するときに、共有シートを通して利用できるようになる。共有ボタンをタップして、「Run Workflow」「Download YouTube」の順に選択すると、数秒後には動画がiOSデバイスにダウンロードされている。

 このワークフローはこちらのTwitter検索を使って見つけた。作成した誰かが、親切にもワークフローへのリンクをフォロワーと共有してくれたのだろう。

ワークフローを追加する

 Twitterでのワークフロー閲覧と言えば、自分のワークフローをアプリのギャラリーに投稿できるだけでなく、アプリ内からリンクを作成してほかのユーザーと共有することもできる。リンクが閲覧されると、ワークフロー内のアクションのプレビューが表示される。ユーザーはiOSデバイスで「Get workflow」ボタンをタップして、各ウェブページからワークフローを追加することができる。

 その後、Workflowが起動して、そのワークフローをユーザーのライブラリに保存する。ここで唯一残念なのは、ワークフローをiPadとiPhoneの両方に追加したい場合は、このプロセスを各デバイスで繰り返す必要があるということだ。

同期やバックアップはできない

 Workflowアプリでは現状、同じワークフローをそれぞれのデバイスにダウンロードする必要があることに加えて、iCloudやDropboxなどのストレージサービスを使ってワークフローのバックアップや同期を行う方法もない。筆者は、このレビュー記事用のスクリーンショット撮影を開始するためにWorkflowをiPadから削除したとき(ワークフローの大半をiPadに保存していた)、バックアップ機能がないことに気づいた。これには本当にがっかりした。

 複数のデバイスでライブラリを維持する作業を簡素化するためのワークフローを作成しているユーザーもいるが、筆者はWorkflowアプリのこの面に失望を感じずにはいられない。同アプリの最大の理念は、作業の簡素化、タスクの自動化、生産性の向上だ。同期機能とバックアップ機能の欠如は、その理念の実現に全く貢献していない。むしろ、理念に完全に反している。

結論

 Workflowをレビューするに当たって、筆者はかなりの時間をかけて、自分がスマートフォンでやりたいことに役立つワークフローをいくつか作成した。しかし、同期機能がないせいで、iPadに保存したワークフローをすべて失ってしまった。最初からやり直すしかなさそうだ。

 同期とバックアップの機能がないとはいえ、Workflowはパワーユーザーとカジュアルユーザーの両方にとって、生産性を高める助けになるだろう。もちろん、ほかのユーザーが作成しているワークフローには、とても楽しいものもある。

 Workflowを利用すれば、自分が今いる場所の「Google Street View」写真を誰かに送ることができるほか、Instagramの写真や動画を保存することも、今聴いている曲の歌詞やギターTAB譜を見ることもできる。このようなクールで便利な応用例がたくさんあるため、Workflowを利用できる期間が長くなればなるほど、ユーザーはクリエイティブになれると思う。

 Workflowがこれほど柔軟性に優れていることを考えると、今後の展開とユーザーが同アプリで何をするのかが本当に楽しみだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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