「Workflow」レビュー--柔軟性に優れた「iOS」向け作業自動化アプリ

Jason Cipriani (Special to CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2015年02月09日 07時30分
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 「Workflow」は、強力な自動化ツールを「iOS」で簡単に利用できる新アプリだ。直観的なインターフェースを備え、iOSの中核機能やサードパーティーアプリと深く統合されているため、ボタンをタップするだけで、さまざまなサービス同士をつなげ、反復的なタスクを実行することができる。

 素晴らしいアプリだが、1つ大きな問題がある。アプリをほかのデバイスと同期できないことだ。したがって、例えば「iPad」に保存した作業を「iPhone」で再開することはできない。つまり、Workflowは一度に1台のデバイスでしか動作しない強力なアプリと言える。

使用を開始する

 Workflowを初めて起動したときは、アプリがドラッグ&ドロップインターフェースの使い方を説明してくれる。ここでは例として、3枚の写真を撮影してGIFに変換するというワークフローを作成する。このチュートリアルを完了すると、自分のワークフローの作成に取りかかることができる。何から始めればいいか分からないという場合は、Workflowのギャラリーを見てみよう。同アプリの開発元やほかのユーザーが作成したワークフローが公開されている。

 「Mac OS X」に標準搭載されている「Automator」を使い慣れている人は、WorkflowをiPadやiPhoneで快適に利用できるだろう。

ワークフローを作成する

 Workflowアプリの目玉は、アプリとサービスの統合が組み込まれていることだ。1つの「Action」が1つのステップだと考えればいいだろう。1つのワークフローは一連のアクションで構成される。ワークフローを作成するには、アクションを実行したい順に並べていく。

 例えば、「iCloud Drive」に保存されているファイルやフォルダを閲覧するワークフローを作成する場合、2つの異なるアクションが必要だ。1つは、iCloud Driveのファイルピッカーを起動する「Get file」アクションである。次に必要なのは、OS Xの「Preview」アプリと同じようにファイルのサムネイルプレビューを表示する「Quick Look」アクションだ。

 アプリ内で「Run」ボタンをタップすると、iCloud Driveのファイルが表示され、ファイルを選択するとプレビューが表示される(必要に応じて、そこからファイルを別のアプリに送信することも可能)。アクションの機能がよく分からないときは、ドラッグでワークフローに追加するのではなく、アクションの名前をタップしよう。短い紹介文が表示され、その機能を説明してくれる。

 上で紹介したのは、ごく基本的なワークフローの1つだが、非常に便利なものでもある。iOSはで現在、iCloud Driveファイルを扱うことのできるアプリ以外で、iCloud Driveファイルを閲覧することはできない。あらゆるワークフローへのショートカットをデバイスのホーム画面に追加できるという点で、Workflowは有用である。

 ワークフローをホーム画面に追加するだけでなく、ワークフローを「Share Extension」として利用できるように設定し、ほかのアプリからテキストやコンテンツをWorkflowと共有することもできる。インターフェースはiPhoneでもiPadでもなじみ深いもので、直観的なジェスチャーでナビゲーションとインタラクションを行うことができる。

 筆者が最初に作成したワークフローは、カメラロールの最新の写真3枚を使ってGIFを作るというもので、作成は5分以内に完了した。このワークフローで筆者が意図したのは、iOSデバイスでタスクを実行する方法を尋ねられたときに、作成したワークフローを親しい人に送信できるようにすることだ。実際のところ、プロセス全体で一番大変だったのは、このアイデアを思いつくことで、ワークフローをアプリ内で作成するのは簡単だった。

単純なワークフローも複雑なワークフローも利用可能

 このようなアプリを見ると、複数のアクションを組み合わせるには何年分ものプログラミングの知識が必要なはずだと感じて、最初に大きな恐怖心を抱く人もいるだろう。しかし、幸いにも、このアプリを使うのにプログラミングの知識は必要ない。とはいえ、Ifステートメントや変数の基本を理解している人は、このアプリをさらに便利に感じるだろう。

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