Verizon Communicationsは、有線電話事業および携帯電話の中継塔の一部を100億ドル超で売却する取引をまとめようとしている。The Wall Street Journal(WSJ)が匿名の情報筋の話として報じた。
取引がまとまれば、Verizonは、売上高の70%超を占める主力の移動体通信サービスにもっと直接的に注力できるようになる。また、いまだに負債を返済中の同社にとって、財政面である程度のゆとりもできる。この負債は、2014年にVerizon Wirelessの経営権を完全に獲得し、米連邦通信委員会(FCC)が実施した直近の周波数帯域オークションで無線通信免許に104億ドルを支払った際に積み重なったものだ。
このオークションで182億ドル相当の帯域を落札したAT&Tも、データセンターの買い手を探している、とWSJは報じている。
VerizonとAT&Tは、無線ネットワークを強化して、スマートフォンでNetflixの動画やストリーミング音楽を支障なく再生できるようにするために、より多くの帯域を必要としている。
WSJによると、Verizonの資産売却は、それぞれ買い手の異なる複数の取引からなり、取引は今週中に成立するだろうという。今回の取引は意外ではない。同社は、何カ月も前から不必要な資産を売却する意向を伝えていたからだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」