Verizon、100億ドル超の資産を売却か

Roger Cheng (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2015年02月03日 11時21分

 Verizon Communicationsは、有線電話事業および携帯電話の中継塔の一部を100億ドル超で売却する取引をまとめようとしている。The Wall Street Journal(WSJ)が匿名の情報筋の話として報じた。

 取引がまとまれば、Verizonは、売上高の70%超を占める主力の移動体通信サービスにもっと直接的に注力できるようになる。また、いまだに負債を返済中の同社にとって、財政面である程度のゆとりもできる。この負債は、2014年にVerizon Wirelessの経営権を完全に獲得し、米連邦通信委員会(FCC)が実施した直近の周波数帯域オークションで無線通信免許に104億ドルを支払った際に積み重なったものだ。

Verizonの最高経営責任者(CEO)Lowell McAdam氏。Verizonは、不必要な資産を売却する意向だ。
Verizonの最高経営責任者(CEO)Lowell McAdam氏。Verizonは、不必要な資産を売却する意向だ。
提供:CNET

 このオークションで182億ドル相当の帯域を落札したAT&Tも、データセンターの買い手を探している、とWSJは報じている。

 VerizonとAT&Tは、無線ネットワークを強化して、スマートフォンでNetflixの動画やストリーミング音楽を支障なく再生できるようにするために、より多くの帯域を必要としている。

 WSJによると、Verizonの資産売却は、それぞれ買い手の異なる複数の取引からなり、取引は今週中に成立するだろうという。今回の取引は意外ではない。同社は、何カ月も前から不必要な資産を売却する意向を伝えていたからだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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