Qualcommは米国時間1月28日、同社の2015年通期見通しを下方修正し、大口顧客企業が主力デバイスでQualcomm製の新しい「Snapdragon 810」チップの採用を見送る見通しであると述べた。
この情報が明らかになる数日前には、サムスンが次期「GALAXY S」スマートフォンでSnapdragon 810を採用せず、独自の「Exynos」チップを使用する計画であるとBloombergが報じていた。GALAXY Sは、3月に開催されるMobile World Congressで披露されるものと広く期待されている。Bloombergによると、サムスンのテストで同チップがオーバーヒートすることが明らかになり、サムスンが採用を見送ることになったという。これは、同チップについてここ数週間うわさされてきた問題だ。
Qualcommは、大口顧客との取引を失う見通しと併せて、今回の下方修正の理由として、中国での価格競争を挙げている。
Qualcommは28日、2015会計年度第1四半期(12月28日締め)の決算報告で、純利益が20億ドル(1株当たり1.17ドル)であったと発表した。これは、前年同期の19億ドル(1株当たり1.09ドル)からいずれも増加している。特別項目を除く1株当たり利益は1.34ドルで、前年同期の1.26ドルから増加した。売上高は前年同期比7%増の71億ドルだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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