Microsoftは米国時間1月21日、デスクトップ版「Windows 10 Technical Preview」の最新テストビルドが1週間以内に提供される予定だと述べた。同社のOperating System Groupは23日、Windows 10の「January Technical Preview」ビルドを「Windows Insider Program」登録者向けに提供を開始し、同ビルド配信に関するこの約束を守る形となった。
誤解のないように説明すると、このビルドは、「Windows Phones」やWindows搭載小型タブレット(8インチより小さいデバイス)で稼働するよう開発された最初のWindows 10テストビルドではない。そのようなWindows 10モバイル用SKUがテスター向けに提供されるのは2月だとMicrosoftは今週明らかにしている。
この1月のテクニカルプレビューはビルド9926だ。Windows Insider Program登録者は、今回の最新ビルドを米国東部標準時21日午後1時よりPreview Downloadサイトからダウンロードできる。この新しい1月のビルドは、ISO形式でも提供される。
1月のWindows 10テクニカルプレビューには、修正に加えて、前回のWindows 10テクニカルプレビュー(ビルド9879)以降にMicrosoftが披露した機能が数多く含まれている。
1月のプレビューには、「Cortana」が統合されている。そのため、ユーザーは、Microsoftのパーソナルデジタルアシスタント技術であるCortanaを使って、音声またはキーボードからの入力により、リマインダを設定したり、PCやタブレットに保存されている情報を見つけたり、ウェブから情報を検索したりできる。
また、「Continuum」のサポートも含まれている。Continuumは、よりシームレスにタブレットモードとPC/ノートモードの切り替えを可能にする技術だ。キーボードを取り付けずにタブレットモードを使っている場合、「Start」メニューは「Start」画面になり、アプリはフルスクリーンとなる。
Microsoftが21日に披露した新しい「Start」メニューは、よりよく構成された「Settings」メニューとともに今回のテクニカルプレビューに含まれている。新しい「Xbox」「Photos」「Maps」アプリのプレビュー、「Windows Store」ベータ、無線オーディオおよびビデオ接続の向上も1月のWindows 10プレビュービルドにすべて含まれている。また、Windows 8の「Charms」バーはなくなっており、新しい「Action Center」が今回のビルドでは取って代わっている。
1月のテクニカルプレビューは、「Spartan」を含んでいない。SpartanはMicrosoftの新しい「モダン」なブラウザだ。また、「OneDrive」ベースの「Music Locker」に対するサポートも含んでいない。同機能についてMicrosoftは今週、Windows 10で提供されると述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス